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受験をしくじった。落ち込んだ。結果に満足できなかった。

時代は少子高齢化と言いつつも、進学を選ぶ学生の前には、
昔も今も受験競争が立ちはだかります。
そして受験である以上、成功を修める人の傍らには、必ず失敗に涙する人が存在します。

合格への期待が大きいほど、失敗に対するショックは大きくなり、挫折感も強くなります。
強い挫折感は頭での理解(理性の範疇)を越えて、心理面(本能の範疇)に及びます。
そして心に生じた(負の)感情は大きく膨らむほど、コントロールするのが難しくなり、
強すぎる感情の波に心は苛まれ、脆弱・繊細になっていきます。
これら一連の流れを指して、しばしば
メンタルが弱くなる(傷つく)」という表現を用います。

精神的ショックが大きくて、メンタルが傷つく場合、
その人が本来持っているメンタルの強さは、あまり関係ありません。
強いメンタルが弱るには大きな傷が必要で、弱いメンタルは小さな傷でも弱ります。
そのどちらが病状として重いかは、簡単に比べる事はできません。

問題の中心は、メンタルが弱くなった=傷ついたという点に存在します。
メンタルケアも、傷ついたメンタルを回復させることが本分であり、
メンタルそのものを強靭にする訳ではありませんから。

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漢方では、人のメンタル(精神活動)は、五臓の働きによって支えられると考えます。
簡単に言うと、メンタルには攻め手(向上心や探究心などの精神)と、
守り手(自信や注意などの意識)があり、前者は肝や肺が、後者は脾や腎が担います。
大きな挫折感は果たして、攻め手だけでなく守り手(脾・腎)にまで影響が及びます。

また一方で、五臓には六腑が伴います。五臓と六腑は表裏の関係にあり、
五臓の肝・肺がメンタルの攻め手を担う一方で、
六腑の胆・大腸はメンタルの守り手に寄与します。
(たしかに、メンタルが弱くなると、妙に恐がる共におなかを下すことが増えると思います)

精神的ショックが大きく、メンタルが傷つく場合、
その矛先は脾や腎(あるいは胆・大腸)に及びます。
この場合、受験のショックに服んでおきたい漢方薬とは、
脾や胆を守る(弱るのを防ぐ)漢方薬を意味します。
それには例えば、帰脾湯や温胆湯、
あるいは香砂六君子湯や補中益気湯に一服の価値があります。


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