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東洋医学では、人の体には五臓があると考えますが、
同様に儒教では、人の心には五徳があると考えます。
東洋思想という点で、五臓と五徳には関連があります。

五臓:肝・心・脾・肺・腎    五徳:仁・義・礼・智・信

肝は「仁」に通じます。仁は、慈愛や優しさのことです。
肝を疎かにすると、イライラ・興奮が強くなり、優しさから遠ざかります。

肺は「義」に通じます。義は、道義や規律のことです。
肺を疎かにすると、呼吸が乱れ、正道(本来あるべき状態)から遠のきます。

「仁義」と合わせて言葉にするように、仁と義は互いに支え合う関係にあります。
さしずめ、義をもって仁を果たすとか、仁を通じて義を保つような繋がりです。
同じような関係が、肝と肺にもあると推察されますが、
仁義を求められる場面は、やはり、対人関係だと思います。

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心は「礼」に通じます。礼は、礼儀や謙虚さのことです。
心を疎かにすると、気が緩んで、本来持つべき謙虚さから遠ざかります。

腎は「智」に通じます。智は、判断力や中立さのことです。
腎を疎かにすると、知識に疎くなり、正常な判断から遠のきます。

脾は「信」に通じます。信は信用や誠実さのことです。
脾を疎かにすると、疑い深くなり、誠実さから遠のきます。

仁義と同様に、「礼智」も合わせて用いる場合が多い表現です。
主観ですが礼や智、信は、自己に対する戒めのように感じます。

「人の振り見て、我が振り直せ」ではありませんが、
他人の振舞い(=他人の仁義)に触発されて、自分の振る舞い(=自分の礼智信)を律する。
仁義と礼智信は、そういう関係にあるのだと推察されます。

逆に考えると、精神的ショックを受けた時、うつや神経症に陥った時には
自己の礼智信も疎かになりがちだと思います。
そういうときこそ、一人で悩まずに
周囲の人のやさしさ(=仁義)に触れる事が大切なのではないでしょうか?



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