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良く言えば、生活が充実している人。
生活の中で笑ったり、喜んだりすることが多い人。
悪く言えば、生活が忙しい人。
生活の中でイライラしたり、悲しんだりすることが多い人。

そういう人は日々の生活で心身が活動的になり、活力(陽気)が助長されます。
それ自体は悪い事でなく、正常な反応ですが、
勢いが強過ぎたり、その状態が長く続いたりすると、
活力が盛んになり過ぎて、不自然な興奮・緊張を伴うようになります。

陽は極まれば陰となる。
自然に体を満たす陽気は、最高潮に達すると陰気に転じます。
その振る舞いは、体を満たす存在が正気(正常な気)であることを象徴しています。
一方で、不自然な形で体を満たした陽気は、いつまで経っても陰気に転じません。 
その振る舞いは、体を満たした存在が濁気(異常な気)であることを反映しています。

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西洋医学的には、こうした反応は自律神経の低迷・疲弊と解釈できます。
交感神経が優位な状態が続くと、自律神経は麻痺して、
その反動で副交感神経の活動が鈍くなる。
そのように偏盛した状況は、自律神経に負担を強いて疲弊を招き、
副交感神経の活動もさらに弱体化してしまうという訳です。

毎日を忙しく過ごす時に服んでおきたい漢方薬とは即ち、
清らかな陽気を保つ(陽気の汚濁を防ぐ)漢方薬を意味します。
それには例えば、陽気の滞りを防ぐ加味逍遥散や抑肝散、
陽気の鬱積・充満を避ける大柴胡湯や柴胡疎肝湯、
陽気の濁りを防ぐ柴胡加竜骨牡蛎湯などに一服の価値があります。

日の出と共に、人の体には陽気が満ちていきますが、
その最高潮は真昼の、太陽が高く昇った(南中した)時に訪れます。
太陽は朝に東から昇り、昼には南中して、
夕刻に西へ没していき、夜半には(地平線の下で)北中する。
人の体もそれに連動して、陽気を出没させます。
けれど、日の出前や日没後に、たちまち陽気が消失する訳ではありません。
陽気がもっとも小さくなる(限りなくゼロに近づく)のは真夜中の、
太陽が最も没した(北中した)タイミングです。

そのように、陽気の出没をコントロールするのは、
体自身の活動・運動、そして陽気と対をなす陰気の存在です。
人の体は、筋肉や内臓を積極的に動かすと、陽気が高まっていきますが、
その後に高まった陽気を自然に消沈させていくのが、陰気の役割です。
陰気は、心身の休息・リラックスにも関わる存在でもあり
「陽が極まれば陰となる」と言われる通り、
陽気の充実を受けて(反映して)、本領を発揮します。
逆に言うと、陽気の働きが不十分だと、陰気も疎かになってしまう訳です。

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このようにして考えると、一日の真ん中、そして終わりに服んでおきたい漢方薬とは即ち、
それぞれ①陽気を充実させる(利かす)漢方薬、②陰気を満たす漢方薬を意味します。
①には例えば、陽気の欠乏・枯渇を防ぐ六君子湯や補中益気湯、
陽気の欠損・漏出を補助する桂枝加黄耆湯や生脈散、陽気の停滞を防ぐ半夏厚朴湯や四逆散、
②には例えば、陽気の消沈を助ける酸棗仁湯や抑肝散、柴胡桂枝湯、
陰気が満ちるのを助ける温胆湯や桂枝加竜骨牡蛎湯、杞菊地黄丸
陰気の欠損を補う帰脾湯や当帰養血精などに、一服の価値があります。

漢方では、体の活力=活動の原動力は、陽気にあると考えます。
陽気は陽の気で、体を活発(=陽)にするエネルギーのこと。

日の出と共に、人の体には陽気が満ちていきます。
その陽気の恩恵を受けて、体は「朝」を迎えます。
朝を迎えて目が覚める。起床後に血圧や体温が上昇していく。
頭が回り、意識がはっきりしてくる。それに伴ってお腹が空いてくる。
また陽気の存在は、人に限った話ではありません。
朝を迎えて大気は温まっていき、
植物は葉を開いて光合成を始め、動物は目を覚まして活動を始める。
朝を気持ち良く迎えるには、陽気を導き、体に陽気を満たしていくことが大切です。

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一日の始まりに服んでおきたい漢方薬とは即ち
体に陽気を満たす漢方薬を意味します。
それには例えば、陽気の欠損を補う真武湯や四逆湯、麻黄附子細辛湯、
体に陽気が満ちるのを助ける苓桂甘湯や、帰脾湯、六君子湯、
陽気を受け、体が活発になるのを助ける桂枝湯や五苓散
香蘇散、五積散などに、一服の価値があります。

一日の始まり/終わりは、お天道様の日の出/日の入りに通じています。

太陽が地平線から顔を出すのが、日の出。
けれど現実は太陽は動かず、地球が自転して起きる現象です。
地球に存在する昼・夜は、地球の自転によって産み出される訳ですが、
一方で、太陽の存在が無ければ、昼夜の概念は存在しません。

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太陽の存在は昼夜を作り、地球の動き(回転)は昼夜を連ねる。
天人合一。天地自然に言えることは、人の体にも同じことが言えます。
人の中で、太陽に相当する存在は「(腎精)」、
地球の回転に当たる存在は「(五臓の気)」。
そうして一日の始まり/終わりは、人体では精の存在と気の動きに通じていきます。

以上のような点から、一日の始まり/終わりに服むべき漢方薬を考えてみると、
始まりと終わりは一連托生だから、総じてを高めることが大切だと気付かされます。
それには例えば、肝の気を高める(西洋医学的には自律神経を整える)逍遥散や四物湯、釣藤散
脾・肺の気を高める(西洋医学的には身体機能を高める)桂枝湯や香蘇散、
補中益気湯などに、一服の価値があります。

個人の(体の特徴や状態)を重んじる漢方では、
男性と女性、若人と老人、子供と大人は別の存在(別の証)として扱います。

存在(証)が異なるならば、それぞれに合った漢方治療・漢方薬を選ぶ。
それが漢方の基本的な考えですから、そうした世界には例えば、
男性に合った薬、女性に合った薬、子供に適した薬というのが存在します。
言いかえれば、男と女、若人と老人、子供と大人では、服むべき薬は異なり、
その「違い」を大切にするのが東洋医学という訳です。
なお、この考えを同一の人物に当てはめると、
若い時と老いた時、健やかな時と病んだ時、
さらには朝と夜でも、「その時々で服むべき漢方薬が変わる」という話に導かれます。

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朝は目覚めと共に、体を動かす(活力を発揮する)ことが求められ、
夜は就寝と共に、体を休ませる(活力を回復する)ことが求められる。
それぞれの目的に即した漢方薬はさしずめ、
一日の始まり/終わりに服むべき漢方薬となります。

一日の始まりに服むべき漢方薬。それには例えば、
体を温め、血流(動脈血)を盛んにする桂枝湯や麻黄附子細辛湯、五積散、
血圧を高め、心身の立ち上がりを促す香蘇散や苓桂朮甘湯に、一服の価値があります。
一日の終わりに服むべき漢方薬。それには例えば、
体を温め、血流(静脈血)を回復する四物湯や芎帰調血飲
緊張を緩め、自然な寝入りを促す柴胡疎肝湯や逍遥散に、一服の価値があります。


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