電話・メール・店頭で相談できます
お店で漢方相談 メールで漢方相談 電話でのお問合せ 0838-25-1895漢方相談 長全堂薬局(山口県萩市)
  • 漢方薬のきぐすり.com
  • ホーム
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • 交通アクセス
  • 健康トピックス
トップ > 健康トピックス

健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

六根清浄の一節に
「目に諸々の不浄を見て、心に諸々の不浄を見ず」
とあります。

心身とも疲れ切っているところに見たくない物を見てしまい、それ以来動悸が激しくなったり、寝つきが悪くなり、途中で目が覚めて寝られなくなった困っている初老の女性が来店。
普段から風邪や疲労などで長全堂薬局の漢方薬の常連さんでもあります。
夜など一人になって静かになると、見たくもない物を思い出してしまい動悸が激しくなり、寝ることもできなくなり憔悴しきっています。
まさに「心に不浄を見てしまった」状態です。
こんな時漢方薬なら桂枝加竜骨牡蠣湯、柴胡加龍骨牡蠣湯、抑肝散、釣藤散、帰脾湯なんて処方が頭に浮かぶのですが、今回は急に起こった症状であり、見たくもない物はなるべく早く気にならない程度にすることが大事と考えました。
その対処法は”灸”です。
灸をする場所は背中。頸筋から肩甲骨、胃の裏、腰と上から順番にすえてゆきます。少しだけ時間差をつけるのがコツです。
翌日電話ありました。久しぶりにぐっすり寝ることが出来たそうです。
『目に諸々の不浄を見て、心に諸々の不浄を見てしまう』とその記憶は穢れ(気枯れ)になりこだわりとなります。
心にこだわりが生じると、人が本来持っている元の健康な体に戻ろうとする力を削いでしまいます。
健康とは心身ともに健全であること、そのために灸も大いに役立つのです。