大柴胡湯をご存知でしょうか？
少しでも漢方に興味のある方は知らない方はいないほど有名な処方。
能書には大抵「がっしりとした体格で体力があり、便秘がちな方の「胃炎」、「高血圧や肥満に伴う肩こり」、「常習便秘」等に用いられています。」
と記載されています。

最近相談のあった女性。相談内容は「心身の疲れ」。
大変スリムで色白、便秘は全くせず、血圧も異常ない。
一過性の心身の疲れだったので、大柴胡湯を服用してもらったのはたった２日間。
あっという間に良くなり、普段通りの明るい快活な日常を送れるようになった、と嬉しそうに来店されお話されました。

保険で使われる漢方薬は能書に従うしかありません。
しかし漢方の本質を学び、処方の真髄に近づけば能書以外の幅広い使い方ができるようになるのです。
奥深く幅広い漢方の世界、処方の本質を理解するとその運用方法の幅がとても大きくなり、能書に振り回されずに使用できるようになります。