3月4日の朝TBSの情報番組「あさチャン」で整体院・整骨院・カイロプラクティックでの健康被害について報じていた。
整骨院で施術を受けた男性が仕事を休職しなければならないほど酷い健康被害を受けた、とインタビューに応じていた。
番組内では国家資格のある「鍼・きゅう・あん摩マッサージ指圧治療、柔道整復治療」と単なる民間資格しか存在しない「整体、カイロプラクティック、整骨、リラクゼーション・・」とは明確に違うんだと説明していました。
私は薬剤師で、鍼・きゅう・あん摩マッサージ師の資格も有しますが、大学を卒業後更に専門学校に3年通いみっちりと解剖学他を学びました。
また資格を取得しただけで治療が行えるほど簡単な仕事ではなく、私も師匠についていわゆる修行しました。
最初は鍼なんか触らせてもらえません。最初に教えられるのは患者さんの背中をほぐすこと。師匠の「良いだろう!」という合格をもらえれば次に足、腕とほぐす部位が増えてゆきます。最後に習うのは”頸”です。
それだけ頸をほぐし緩めるのは難しい施術なのです。
番組のなかで紹介されていた頸ボキボキの「スラスト法」、現在よほどのことがないと私も施術しません。もちろん師匠が腕を認めてくれたのでできるのですが、それとて5年はかかりました。簡単にできることではありません。
(スラスト法、厚労省は国家資格をもたない者が施術することを禁じています)