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本物って何さ、って思ってもらえましたでしょうか。

葛根湯の構成生薬の麻黄という生薬は、スギナのように長くて節のある植物なんですが、漢方の原典の書物によると、その節の部分は不要で、ストローの部分だけが必要である、と書かれています。

で、当店のキザミ生薬の麻黄を確認すると、節とストローがまぜこぜのものでした。

実はここ一カ月ほど、暇な時に薬学実習生と一緒に選定作業をしていました。これがめちゃめちゃめんどくさい。。。

だから、去節の麻黄(ストロー部分だけのもの)はお高いんだそうです。と言っても、そんなにバカみたいに高いわけではありませんが、手間賃ですね。

漢方製剤を作っている有名メーカーの何社くらいがちゃんとした去節の麻黄を使っているのかなという気がしてきます。

節意外のストローは発汗作用があり、節と根には制汗作用があるようです。まるで正反対の作用ですね。

さて、飲み比べてみたのですが、

①去節の麻黄の葛根湯は、飲むと身体の巡りがよくなり、ホカホカしてきて、緊張がゆるみ、お布団に入って眠りたくなります。

ストロー部分の麻黄は、その見た目の通り、中が空洞になっており、物を通す事が出来る事から、通りを良くする力があるそうです。

②一方、節の部分がすべてにくっついた麻黄はで作った葛根湯を飲んでみましたが、どうもスッキリ感がなくて、のぼせ上がる感じがします。

節というのはストローの管ではせき止める部分になりますね。やはり抜けが悪くなるチカラがあるのかもしれません。

と言う訳で、葛根湯はちゃんとしたものを飲めば物凄く分かり易い効果が出るものだという事でした。


葛根湯の使うタイミングは、風邪の初期で汗が出ていない時です。女性は生理のタイミングだと飲まないほうがいいでしょう。

後は、肩こりに使う方もいますね。蓄膿症系の人にも葛根湯の変方を使ったりします。


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