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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

月経前症候群は、生理の始まる1週間くらい前から気分の落ち込みやイライラ、不安感などの精神症状、頭痛や肩こり、むくみ、だるさ、お腹の張り、便秘、下痢、乳房の張りなどの身体症状が現れ、月経が始まるとピタッと症状が消えるのが特徴です。

月経前は子宮に血液が集まってきますが、血が不足していたり、冷えていたりして血液の流れが滞っていると当然、上手く集まってくれませんよね。
その血の異常で起こる場合や、排卵から月経開始までの黄体期は排泄機能が低下し、体内の細胞や組織に余分な水分が溜まることで起こる水の異常、ストレスなどによって気の巡りが悪くなる気の異常で起こる場合があります。

漢方では、その「血の異常」「水の異常」「気の異常」を正常にしてあげることで治します。

良く使われる漢方薬

・当帰芍薬散
貧血、肩こりなどの血の異常によるものに加えて、頭重感やむくみ、吐き気など水の異常によるものに用います。
色白で華奢、肌の表面がしっとりとして、声は優しく耳当たりが心地よく、しぐさがおっとりとしている、ちょっと手を差し伸べたくなる、これぞ日本人的な美人!という方に

・温経湯
下腹部の張りや下腹部痛、のぼせなど血の異常によるもの、血の巡りが悪くなることで潤いが不足し、唇の乾燥や手のひらのほてりがあるなどを伴う場合に用います。
こちらも当帰芍薬散と同様、美人に使うと言われますが、違う点は、温経湯の場合、すらっとしていて見かけは美人だけど、肌がザラザラしています。

・桂枝茯苓丸
下腹部痛、のぼせて足が冷える、肩こりなど血の異常による場合に用います。
桂枝茯苓丸は当帰芍薬散とは違い、栄養状態がよく、ガッチリ丈夫でたくましい女性といったところでしょうか。
こういうと桂枝茯苓丸を出しにくくなってしまいます。
これを見て相談に来られて桂枝茯苓丸を私に出されたとしても、決して美人ではないということではありませんので。
私は思うに、本来は女性は当帰芍薬散が合う人たちばかりだったのでしょう。
でも、軟弱な男が多くなったせいで、男に任せられない、自分がやらねば!という考えを女性に抱かせるようになり、たくましい女性が育ってきたのではないかと・・・
昔は当帰芍薬散が合う女性は美人とされていましたが、時代の変化とともに美人の定義も変わって桂枝茯苓丸が合う人も美人としても良いと私は思いますけどね。

・加味逍遥散
イライラや落ち込みなど気の異常による場合に用います。
下記のような特徴があります
・憂鬱で怒り易いが、怒りの対象には直接言えない
・ため息が多く、イライラの矛先が自分に向く
・思うようにならないと他人に責任転嫁して、相手を口で言い負かして欲求不満を解消する
・一言言われると二言三言返す
・目尻がつり上がっている。眉をかいてもつり上がり気味になる


月経前症候群は漢方で良くなることが多いです。
お悩みの方はぜひ漢方を試してください。

花粉症の症状として、鼻水、くしゃみ、鼻づまりに加えて、目の痒み、充血、めやに、涙目などを伴います。
他に喉の痒み・痛み、皮膚の痒みなどもあります。

透明でサラサラした鼻水がポタポタと流れ出て止まらないのは、身体が冷えた状態にあり、体内に停滞した過剰な水分が外に溢れてきていることを意味します。
この場合には小青竜湯や麻黄附子細辛湯がよく効きます。
これに当帰芍薬散を加えると効き目がさらに良くなります。
さらに地竜エキスを加えると1日2回の服用でも良くなるという裏技もあります。
また、小青竜湯は鼻水による鼻のつまりという場合にも用いられます。

鼻がつまって鼻水が出ない、また、粘っこい鼻水、暖かいところに入ると悪化するような場合は、上記と違い、粘膜が充血している状態ですので、充血を除き鼻の通りをよくする葛根湯加川芎辛夷、充血が酷く、鼻の乾燥感、鼻を触ると熱感があるような場合には、辛夷清肺湯がよく効きます。

目の痒み・充血・めやになどで、暖かい場所に行くと悪化するなどのような場合には、十味敗毒湯加桔梗石膏や越婢加朮湯を用います。

喉がやられた場合には、銀翹解毒散。

皮膚症状には荊芥連翹湯や黄連解毒湯、消風散などを使い分けます。


花粉症は血液がドロドロだと症状が現れやすいので、花粉症の方は甘いものは控えた方が良いと思います。
実は私は自分で試したことがあります。
花粉で目が痒いときにあえてクリームの入った甘いパンを食べてみました。
すると目の痒みが増してきたんですよね。
そこで血液をサラサラにするクマ笹抽出液を多めに飲んだところ、痒みが治まってきました。
やはり血液の汚れも関係しているようですね。
上記の漢方薬が作用の仕方が違うにしても、結果的に血の流れを良くしていることから当然と言えば当然ではあります。


漢方薬の場合、長く服用しないと効かないというイメージがありますが、急性症状に対しては意外と即効性があります。
それに、西洋薬の場合、眠くなることがありますが、漢方薬の場合、安心してください、眠くなりませんよ。

もうそろそろ花粉さんが本格的に飛散してくる時期ではないでしょうか。
花粉症の方は要注意ですね。

花粉症になる人とならない人がいますが、その違いは何なのでしょうか?
ここ数年、コップの大きさに例えて説明されていますね。
体内に入った花粉の合計がコップの大きさを超えてあふれると花粉のアレルギー症状が出てしまうというもの。
これが正しいのか間違いなのか私には分かりません。

漢方では、花粉症になりやすい方は皮膚粘膜のバリア機能を主る衛気(えき)が弱いと考えます。
自分の家のセキュリティーで例えると、窓や玄関に鍵がなく、泥棒に容易に侵入され、盗み放題の無防備状態です。

・風邪を引きやすい
・年中鼻がぐずぐずしやすい
・喉が弱く、すぐ痛くなる
・皮膚が弱く蕁麻疹などが出やすい
・以前より寒がりになった
・冷房や冷たい風が苦手
・汗をかきやすい
・もともと体温が低い方

一つでも当てはまる人は皮膚粘膜が弱く、外部からの刺激を受けやすく注意が必要です。

飲むマスクと呼ばれる漢方薬で皮膚粘膜の強化をすることで花粉症ともおさらばすることも夢ではありません。

股関節は、体重を支えたり、立ったり、歩いたりするなどの移動を行う上で大切な関節です。
もし、股関節に障害があると、動きが制限され、歩くときなどに痛みが出て、日常生活に支障を来してしまいます。
股関節に負担をかけないようにしながら、股関節の周りの筋肉を強化してあげる必要があります。

股関節の痛みには

・左側の股関節の痛み
左半身は歩行時に発生するねじれ波を吸収、無害化してスムーズな歩行を助けています。
それにより左足に外反母趾が多くみられます。
外反母趾があると、まっすぐに地面を蹴れず、足先が外方向へ流れる「ねじれ歩行」をしてしまいます。
このねじれ歩行のストレスが股関節にまでおよび、大腿骨の骨頭部が正しい位置からずれ、炎症とともに痛みが起こります。

・右側の股関節の痛み
右半身は歩行時に発生する衝撃を吸収、無害化してスムーズな歩行を助けています。
多くの人の場合、右足や右半身で重心をとっているため、右半身に起こった痛みは過剰な衝撃波が主な原因となっている場合が多いです。

・慢性的な股関節の痛み
外反母趾や指上げ足、扁平足など足裏が不安定になっている人は、足指を使わず、かかとと付け根の2点で支えるような悪い歩き方を長年しています。
悪い歩き方は、骨盤や股関節に歪みを発生させ、そこへ歩行時の過剰な衝撃波やねじれ波を伝えることになります。
これが反復され、慢性的な股関節痛になっています。

・変形による股関節の痛み
過剰な衝撃波やねじれ波、体重の負荷が股関節内で長年繰り返され、左右どちらか歪みの多い側が変形します。
1回の過剰な衝撃波やねじれ波は微々たるものですが、これが5年10年と繰り返されると地震の破壊のエネルギーに匹敵する程の巨大な負荷となり、股関節内の大腿骨骨頭部分を変形させてしまいます。

・腰、仙腸関節の歪みと股関節の痛み
歩行時、足先の外方向へのねじれの力が股関節まで伝わり、股関節内にある大腿骨骨頭の位置が偏位して骨盤や仙腸関節に歪みが起こります。
そのため、腰椎が不安定になり、腰痛やひどいぎっくり腰を頻繁に起こしやすくなります。
特に左足が外方向に流れることが多いので、仙腸関節の歪みは左側に多く、左側の腰、仙腸関節、尾骨、そして、左側の股関節にかけての引きつれるような痛みやピリピリした放散痛を起こします。
右側は腰椎の変形からくる坐骨神経の圧迫からくる場合です。

骨や軟骨は、血液から酸素と栄養をもらっており、血液が十分に行き渡っていると再生力が働きます。
心臓から出た太い血管は、お腹の中を下降して骨盤の中で左右に分かれて股関節の前を通り足先まで伸びています。
その過程で何本かの細い血管に分かれて、骨盤や大腿骨に栄養を与えています。
もし、この血管が収縮したり、圧迫したりして血液の流れが悪くなると、再生力が低下したり、骨に穴があいたりします。

漢方では、血液の流れを良くし、骨や筋肉に栄養を与え、凝り固まった筋肉をほぐし、関節を丈夫にし、それにより軟骨の減少を食い止めることで痛みを和らげます。

腰椎は腰の部分を構成する骨のことですが、腰椎を支えている組織が弱ることで前方へすべってしまったのが腰椎すべり症です。
前方へすべることによって脊柱管を圧迫するので、脊柱管狭窄症と同じような症状(立ったり、座ったり、長時間歩いたりすることで痛みや痺れが増強する)を引き起こします。
多くは加齢に伴って骨が変形することが原因で起こると考えられています。

しかし、神経が圧迫されるからと言って必ずしも症状が現れるとは限らず、神経が圧迫されても全く症状が出ないという方もいます。
つまり、神経の圧迫だけが原因ではなく、他にも原因があると考えられます。

漢方では血行障害によるものと考えます。
血液は酸素や栄養を細胞に届ける働きをしています。
血液の流れが滞るとその患部にも酸素や栄養が届かないようになってしまいます。
そうすると、本来持っている自然治癒力が発揮できず、痛みや痺れなどの症状が治りにくくなります。
血液の流れを良くすることで、自然治癒力が思う存分発揮でき、神経の圧迫自体は改善されないとしても、症状をなくすことは可能です。

ご相談ください。