不妊症の原因
女性に問題がある場合
- 排卵障害
- 卵胞刺激ホルモンの分泌低下などの原因で、卵巣内で卵胞が育たず排卵がない(無排卵)
- 育っても排卵が定期的に行われない(排卵障害)
- 卵管障害
- 炎症が原因で、卵管が狭窄、閉塞し、卵子を子宮に送ることができなくなる
- 子宮に障害がある
- 子宮筋腫や粘膜下筋腫が原因
- 受精卵の着床障害
- 黄体ホルモンの分泌に異常があると、子宮内膜が分厚くならず、せっかく受精した卵子も着床しにくくなります。また子宮内膜症が原因で受精卵の着床に障害がおこることがあります。
- ストレスが原因
- 環境や人間関係のトラブルなどが原因でホルモンバランスが崩れ、排卵障害がおこったり無排卵になることがあります。
男性に問題がある場合
- 精子減少症、無精子症、精子無力症など原因の9割が精子の問題です。
そのほかに精管の閉塞や勃起不全、早漏などがあります。
この他停留睾丸、流行性耳下腺炎、精索静脈瘤、流行性射精などが原因のこともあります。
不妊症の治療
多くの場合、原因に応じてホルモン剤、排卵誘発剤などを用いた薬物療法を行います。
卵管や精管が閉塞しているときは、手術療法が行われる場合もあります。
また通常の性生活では妊娠が困難な場合、女性から卵子を取り出し体外で精子受精させた受精卵を、子宮に戻し着床させる、体外受精と呼ばれる治療法もあります。
