私たちは漢方薬局ですが、自社の薬草畑から漢方薬になる薬草を育てています。
「なんで、そんなことをするの?」
と言われるかもしれませんが、これが漢方の一番の勉強になるから不思議です。
師匠である田畑隆一郎薬学博士に教わりました。
例えば、今回は「当帰の湯もみ」作業。人肌程度のお湯につけて当帰を整えていきます。
当帰は婦人薬に使う大切な薬草ですが、良く体を温めるといわれます。
作業して30分、手を付けているだけで全身がポカポカ。
頭で考えてもわからないことが、五感を使ってわかります。
これが、漢方医学のセンスにつながってくるのです。
少しでも本物の漢方薬局を目指して。