街には、マスク姿の人もたくさん見かけるようになってきました。抗原である花粉やハウスダストや黄砂やインフルエンザなどの各種のウイルスも飛び交っているためでしょう。
「鼻がつまり、鼻で息が出来ずに、口で呼吸する」ということは、日常、よく経験する症状です。
鼻の機能は、呼吸する空気の防塵、加湿、加温などです。鼻がつまると、口が乾燥しやすくなるのは、このような鼻の作用が無くなるためです。
鼻づまりは、口やノドの乾燥や痛みのほかに、鼻がつまって十分に鼻がかめない、横になると鼻づまりがひどくなって寝付けない、いびきがひどくなる、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)や睡眠時無呼吸症候群の原因になったりします。
そして、蓄膿症になると、鼻茸(はなたけ)が出来たりして、さらに鼻づまりが慢性化しやすくなります。
I.鼻づまりの原因
(1)鼻カゼによる炎症
(2)アレルギー性鼻炎や花粉症
(3)血管運動性鼻炎
(4)鼻腔の構造的な問題(鼻腔の湾曲など)
鼻づまりは、上記のうち、二つ以上が重なって、原因になっておこります。
特に、アレルギー性鼻炎や花粉症と、気温の変化やストレスなどの精神的なものが原因でおこる血管運動性鼻炎が、重なる鼻づまりが多くみられます。
II.「鼻づまり」と「クシャミ・鼻水」との発生機序の違い
鼻づまりとは、鼻の粘膜が、浮腫により肥厚して、鼻腔が狭まり塞がった状態です。
花粉などの抗原(アレルゲン)が来ると、鼻粘膜の肥満細胞から、ヒスタミンが放出されて、アレルギー反応がおこり、炎症が生じます。
そのため花粉症などでは、鼻粘膜を刺激して、「クシャミ・鼻水」をもたらします。これは、アレルゲンが侵入するとすぐに起きる症状です。
次に遅れること、6~10時間、「鼻づまり」の症状が発生してきます。
これは主に好酸球の活性化によって放出された“ロイコトリエン”によって起こるものです。ロイコトリエンは、鼻粘膜の血管を拡張し、血管の透過性を亢進して浮腫を起こし、鼻づまりを起こします。
III.鼻づまりの漢方薬療法
鼻づまりの原因が、長期間持続すると、血管は、収縮する能力を失って慢性的に拡張し、鼻粘膜の血流も停滞することにより、鼻づまりは、慢性化します。
髙木漢方では、鼻づまりの程度に合わせて、漢方薬を使い分けることにより、少しずつ着実に改善いたします。
(1)夜間のみの鼻づまり(初期)
花粉症などで、昼間は、クシャミ・鼻水が中心で、夜寝る時に鼻づまりが強くなる場合には、昼間は、身体の浮腫と寒気を取り除く漢方薬を用い、夜間は、鼻づまりの薬に切り替えたり、併用することで対応して治します。
(2)鼻づまりが比較的強く口呼吸が一日のうち時々ある場合
鼻づまりで匂いが分かりにくく、鼻水が多く、クシャミは比較的すくなめの人は、炎症や血行を改善する漢方薬で鼻を通し治します。
(3)完全に鼻がつまっている場合、慢性的鼻づまり、鼻づまりを繰り返す場合
鼻の奥がつまって、圧迫されるような感覚があり、鼻をかんでも鼻水がなかなか出ない人は、鼻中のむくみを改善し、鼻汁を排泄する作用のある漢方薬を使用して治します。
IV.髙木漢方の漢方薬による鼻づまりの改善例
(1)41才、男性
近くの病院にて、蓄膿症(ちくのうしょう)と診断された。半年くらい通ったが、治らないので、来店された。
症状は、鼻をかんでもぜんぜんスッキリしなくて、鼻汁がノドにまわって、痰になって出てくる。ひどい鼻づまりと頭痛に悩んでいる。
鼻腔を広げて、膿を排出し、鼻中の浮腫の改善のために、とりあえず二種類の漢方薬を一ヶ月間、飲んでいただいた。
効果は、ハッキリとあらわれて、頭痛は、ほとんどなくなり、鼻づまりもとれてきた。
三ヶ月たった今も、続服中です。
(2)59才 女性
二十数年来の鼻づまりで、病院では、蓄膿症といわれている。一日中鼻がつまり、鼻をかんでも、スッキリと出きらない感じがする。鼻汁は、うすい黄色~緑色である。鼻中の炎症と浮腫を取り除くために、二種類の漢方薬を一ヶ月飲んでいただいた。
効果は、現れ、鼻汁の色が、うすくなり、鼻のとおりも出てきた。
二ヶ月目には、昼間は、ほとんど鼻が通るようになった。
半年たった現在も続服中です。
(3)27才 男性
青白い顔色で、中肉中背、病院で蓄膿症といわれている。頭痛、鼻づまり、頭が重い、鼻汁は、濃い黄色である。鼻水をかんでも出きらない。
時々、濃い鼻水が、ノドに落ちてきて、気分が悪い。
胃が弱く、神経質である。
そこで、鼻づまりの体質を改善と炎症をとるために、二種類の漢方薬をお飲みいただいた。効果は、現れ、頭痛は、軽くなり、鼻づまりもとれてきた。
五ヶ月たった今も、続服中です。
●「鼻づまり」の漢方健康相談
髙木漢方の漢方薬は、鼻づまりによく効くと評判です。
鼻づまりは、さまざまなことで起きます。花粉症、カゼ、アレルギー性鼻炎、蓄膿症、血管運動性鼻炎、鼻茸などです。
髙木漢方では、鼻づまりの症状やその程度、その人の漢方的な体質を豊富な経験と知識に基づいて、勘案して、鼻づまりの解消のための漢方薬をお選びいたします。
鼻づまりや、健康のことや、お薬のことで、お悩みのときは、横浜市中区にある髙木漢方まで、お気軽にご相談くださいませ。
ご相談&カウンセリングは無料です。
髙木漢方(たかぎかんぽう)まで、お気軽にお越しくださいませ。
子宝相談と皮膚病相談と漢方カウンセリングのできるお店
髙木漢方 (たかぎかんぽう) 創業慶応二年 横浜の漢方健康病気相談専門店
住所 神奈川県横浜市中区石川町5丁目185番地6
(石川町5丁目バス停前)
ご相談電話&お問い合わせ電話 045-681-5888
お気軽にお問い合わせください。
営業時間 11:00~18:00
定休日 金
【当店への行き方】
① JR 根岸線 石川町駅 元町口 ( 南口 ) より徒歩6分。
元町とは正反対の方向 に、首都高速の高架下の中村川を右に見ながら、 そって進んで、亀の橋を渡らずに真っ直ぐに歩いて、車橋 ( くるまばし ) 南交差点の角 ( 石川町5丁目 ) に当店はございます。
(石川町駅南口改札前のタクシー利用で 2分です。)
② 横浜市営地下鉄 伊勢佐木長者町駅より徒歩8分。
改札前のエレベーターで地上に出て、伊勢佐木町とは反対方向の打越の坂道 ( 山元町、根岸森林公園方面 ) に向かって歩いて車橋のたもとに当店はございます。
③ 伊勢佐木長者町駅前のバス停から、市営バス 103 根岸台ゆきに乗って、二番目の 「石川町5丁目」 で下車スグ。
駅改札前のエレベーターで地上に出て、目の前のバス停より「103 根岸台、103根岸駅」( 横浜駅東口発 ) に乗って、2番目の「石川町5丁目」 のバス停にて降車してください。
石川町5丁目のバス停の前に当店はございます。