12月に入りました。
今年も残り1ヶ月をきりました。
この1年で溜まった体内の汚れ、綺麗に掃除しませんか?
ご相談ください。
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寒くなる冬はしもやけができて困るという人も多いのではないでしょうか?
寒くなってくると体温を外に逃さないようにするために血管は収縮しますが、指先などの末端はもともと細いため、収縮するとさらに細くなり血液が流れにくくなります。 そしてしもやけが起こります。 また冷たい状態から急に温かい状態にすることで症状が悪化します。 つまり常に体を温めた状態にして血流を良くしてしもやけは発症しないということです。 言うのは簡単ですが・・・ しもやけに使う漢方薬で一番有名なのは当帰四逆加呉茱萸生姜湯という長ったらしい名前の漢方薬です。 この漢方薬に配合されている呉茱萸がクソ不味いので、お湯で溶いて飲むのは結構きついです。 だからといって水で飲むと効果はほぼないでしょう。 捨ててるようなものです。 体を温める作用のある漢方薬は温かくして、体を冷やす作用のある漢方薬は常温の水で飲まないと効果が期待できません。 これ、意外と知らないで飲んでる方がいます。 お気を付けください。 錠剤なら飲みやすいでしょ?と言われたら・・・何も言えねえ |
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更新日: 2023/11/30 |
前回、インフルエンザに感染したときのために常備しておいた方が良い漢方薬を書きました。
感染した初期は麻黄湯が第一選択ではありますが、インフルエンザの症状の変化は思ったより早く、麻黄湯の出番は少ない気がします。 例えば、朝ちょっと熱っぽいかも?で病院に行って検査してインフルエンザ陽性だと分かり、麻黄湯を処方してもらって帰ったとします。 その日の夜には胃がムカムカして吐きそうになってることもあります。 この時点で麻黄湯は使えません。 柴葛解肌湯や柴胡桂枝湯が適応範囲となります。 つまり麻黄湯は病院に行って検査する前の段階ですでに飲んでいないと効果が期待できないということが意外と多いような気がします。 風邪やインフルエンザなどの感染症は初手が遅ければ遅いほど治るまでに日数がかかるので、おかしいなと思ってから買いに行くのではなく、常に家に備えておくことをお勧めします。 |
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更新日: 2023/11/26 |
インフルエンザ感染者増加しているようで、愛媛県では警報レベルらしいです。
インフルエンザに感染しないよう予防することは勿論ですが、感染した場合に備えて漢方薬の常備されることをお勧めします。 まずは麻黄湯 インフルエンザでかなり有名になったので知らない人はあまりいないのではないでしょうか。 悪寒、発熱、無汗で節々の痛みがある場合に使います。 たまに私は虚証だから使えないと言われる方がいますが、そんなことはありません。 虚証であってもインフルエンザに感染して悪寒発熱があって汗が全く出てない状態だと、ウイルスと戦う力が異常なまでに引き出され実証となっていることを示し、麻黄湯が使えるようになります。 麻黄湯はずっと飲み続けるものではなく、発汗すればもう飲む必要はないので、普段は虚証だとしてもさほど気にする必要はありません。 発汗してもなお熱が下がらない場合は桂枝湯を使って治します。 ちゃんと桂枝湯の文に書かれています。 虚証だろうと実証だろうと発汗すれば麻黄湯は使いません。 何故なら麻黄湯は無汗に使うとなっているため。 そう、常備しておくのは麻黄湯だけでなく、桂枝湯も必要となってきます。 麻黄湯でも発汗しない場合、大青竜湯を使いますが、エキス剤にはなく、煎じ薬しかないのが難点です。 エキス剤で代用するとすれば、麻黄湯と越婢加朮湯、もしくは麻黄湯と麻杏甘石湯になりますが、この組み合わせは麻黄の配合量が多くなるため、血圧上昇や動悸などの副作用のリスクが高まるため、あまり使いたくはないです。 大青竜湯は麻黄、桂枝、石膏の組み合わせが重要なのだから、私としては桂枝湯と麻杏甘石湯の組み合わせにすると麻黄の量も多くならず、比較的安全に使えるのではないかと思っています。 ただ効き目は穏やかにはなりますが。 インフルエンザは進行が速く、吐き気や食欲不振など消化器系に影響を及ぼすこともあり、その場合、上記の漢方薬は使っても効果は薄いため、別の漢方薬を使うことになります。 その場合、柴葛解肌湯や柴胡桂枝湯を使います。 またウイルスに対する抵抗力をつけるためにビタエックスG.Oというドリンク そして、何でかは秘密ですが板藍根 ダラダラと書きましたが、まとめると ・麻黄湯 ・桂枝湯 ・麻杏甘石湯 ・柴葛解肌湯 ・柴胡桂枝湯 ・ビタエックスG.O ・板藍根 これらを少しずつ常備しておくと良いかと思います。 |
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更新日: 2023/11/25 |