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元々慢性頭痛のある方。
今回は、常備薬を飲んでも効かないとの事。

急性頭痛には命にかかわる事もあるので、
しっかり診る事にしたが、
どうやら緊急性は感じられないが、
高齢の方には、
時々、少しずつ頭の中で血液が漏れている人もいるので
とりもなおさず脳外科受診を勧告した。

脳外科では異常ないが、原因分からず薬もなし。症状は残る。
次に、眼科、内科、整形・・・と渡り歩くが原因不明。

この間、漢方薬も効果なく、針治療も効果がなかった。

しかし、症状の出方から、
これは、後頭部の深層の筋群のコリではないかと思い立ち、
慎重にハリ治療を進めることに。
すると、「そこ」と言うところにいきあたり、
ここから劇的に改善方向へ。

念のため、
首筋から頭のコリをとる漢方を服薬してもらったが経過は良いよう。
よかったよかった。

 

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一般的に、問題行動を起こしてしまう場合、
本人の心は「放っておいて」と「かまって」の相反する気持ちがうずまいています。
自分で自分の気持ちのコントロールができないで苦しんでいます。
まずは、そこを理解してあげてください。

不安定な精神状態の本人は、
周囲の何気ない一言でパニックになったり
暴言を吐いたり暴力をふるったりすることもあります。
そこで、親(サポーター)が疲れ果ててしまわないように切り抜ける対策が必要となります。

良く質問されることですが、母の育て方が悪いのではありません
ただ、子供に非難される事は良くあります。
本人が目覚めていく時、
母への不満から始まる事は良くありますが、
親子の風通しを良くして母と子がうまくかみ合った関係にもっていく事で改善していくものです。

自己主張しだした本人に母は否定せず合わせて会話しましょう。
子がリードする会話にもっていく事で徐々にいい方向に向かいます。

父親は平素は出番ありません。
子からのアプローチの時のみ耳を傾けるようにするだけです。
父親の役割は母親のサポート役であって、
父親は奮闘している母親を責めてはいけません。
また、父親は、その件で母親に命令しないでしっかり支えてあげてください。

父も母も失敗する事があっても、それは仕方ない事です。
失敗に気づいて次は失敗しないように準備する事です。

本人が現状をよく理解してここから脱出したいと思うようになるには、
どんなタイミングでどんな語りかけをすると良いか
常にアンテナを張ってキーワードなどを探すことです。
本人が「ここから脱出したい」と思う事が大事なのです。


経験を積ませ、良い意味で自己主張能力を上げさせ、
自分で解決する能力をつけさせる事。
そのために本人がリードする会話が重要となります。

自分を抑えて気づかいが多いタイプの人は、
さりげない一言で傷つくので、
言葉を選んでゆっくり語り返事をして自信のなさから、
自信を積み上げていく手伝いをするようにします。

「病気」を盾に変に開き直るケースもあります。
この場合、ケースバイケースで対応が迫られます。

一般的には、治療開始後、
症状に苦しんで自暴自棄などが止まるのに1年、
そこから社会復帰して生き生きとしてくるのに2~3年かかるのが典型です。

家族を巻き込む要求や母親を召使のように使うのはNGなので、
最初が大切です。
断る時ははっきりと言うより拒否された感を持たせないように「やんわり」断る事が大事です。

また、本人の要求がエスカレートするとNGです。
経済的、肉体的、精神的に実害が出るような要求は話合いをするべきです。
話し合えない場合は頼む頼み方を考えます。

「何気ない一言」で傷ついて親子関係にひびが入り親子不信に陥ることもあります。
NGのキーワードには常にアンテナ張っておくことです。

「親にかまって欲しい」「親に認められたい」を「聴く事」「肯定する事」で小さな認めを積み上げ、
本人の自暴自棄感、ゆううつ感、将来への希望のなさ、見通しの暗さなどに明るい光を照らすようにします。

続く。。。。

           

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末期がんの宣告を受けておられる方。

家族も本人も、
良いという事はできるだけの事はしようと。

野菜ジュースを作って飲み、
抗ガン剤治療、
温熱療法、
病院の免疫療法、

そして、こちらでは、
漢方薬、
ニンニクレクチオ、
スーパーオリマックスの併用。


最近の報告では、
血液検査の数値が下がった!との事。
ただし、予断は許さない。
ガン細胞はまだまだ。

でも、宣告の日が近づいているが
元気に生きておられる。

希望をつなぎたい。

     

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一般に、五十肩と言っても、タイプがいろいろあります。
簡単に治癒に導けるものあれば、
治療に抵抗して、
いろいろ試さないといけないタイプも。

そんな中、あるご婦人。
「病院で注射もしたけど全く効かない」
という五十肩
とのことで来院。

見ると、関節の腫れもさほどなく
強烈な運動制限や夜間痛はないものの
エプロンを結ぶ動作ができないなど
典型的な五十肩。

私、「この状態では、針治療が早いと思います」
とお勧めして、針治療開始。

ところが・・・・・
「鍼した後、しんどくて・・・・」
極度にアルコールに弱い人がいるように、
たまに、こういう方がいます。
「漢方薬で治したいのですが。。」

注射も効果なし。ハリもNG。となれば、
なんとか、漢方
でとなったようで、
ここは、私も気合いが入る。

「では、もう一度、漢方的な診察をします」
と、五十肩だけど、脈診、腹診もして処方をして。

半月後、「エプロン結ぶのが楽になってきました。」
とのことで、しばらく同じ処方で継続する事となった。

漢方薬で五十肩もいけるんです。


 

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★ 話は何年も前にさかのぼる。
  「疲れやすく、元気が出ない、自称=弱虫」
  以来、それ用の漢方をずっと継続していた。
 
  2年ごとの人間ドック。
  データを見ると、赤血球と白血球の数値が、
  毎回、上がっている。
  他のデータは問題ない。
  そういえば、ここ最近、一度も仕事を休んでいない。
  
  これってすごいと思いませんか。
  データが示す、右肩上がりの好結果。

★ 原因不明の腹痛に悩まされていた方
  あちこちの病院に行って、
  いろいろ検査して、薬も飲んでも無効。
  最終的には、心療内科も行った。
  胃カメラでは、胃潰瘍があるという事だけど、
  それ用の薬が全く効かない。

  紹介されて来院。
  東洋医学的診察の結果にて漢方を選択。

  1ヵ月後、腹痛は全くない。スゴイ!

  2ヵ月後、相変わらず調子いい。薬サボり気味。

  3ヵ月後、調子良かったので、薬サボったら、再発。
  
  「今度は、治りきるまで、まじめに飲みます」となった。

  漢方を続ける意味、上記2例で見えてくるモノありますよね。

 

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