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年明け早々、北海道で暴雪がありました。
当該地域の空港は機能停止に陥ったらしく
年明けから、本格的な寒さが到来する予感がします。

厳しい寒さに向けて、温活に本腰に入れる。
東洋医学が培われた中国、漢方が育まれた日本。
どちらの国土も冬の寒さが厳しくなる地域で
温めるという行為に特別な工夫・こだわりを持っています。

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漢方薬には、温める作用を持った方剤が数多く存在します。
そして、それぞれの漢方薬には温める働きを持った生薬が、複数配合されています。
このことは、裏を返せば一人一人に合った、
ベター(もしくはベスト)な温め方があるという事を象徴していると思います。

そんな漢方薬の中で、寒さが強まる時期に服んでおきたい漢方薬といえば
寒さにやられるのを防ぐ(風寒の侵入を防ぐ)桂枝湯や、
寒さ負け(中寒)の状態を温めて回復させる五積散に、一服の価値があると思います。 


正月休みの飲み食い。のどかに食べて、ゆっくりと過ごす。
それ自体は悪行ではありませんが
普段は活動的に忙しい生活を過ごす人が、一つ所にじっとして、飲み食いを繰り返すと
血流はお腹に集まるようになります。(それもまた、悪行という訳ではありません)

身体がもたらす正月気分は、頭部や筋肉など
全身へ向かう血流が渋っているサインです。
血流が内臓に引きこもっている状態にも近い。

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そういう時は、血流を盛んにする事を意識しつつ
身体を動かしてやる事が効果的です。
それがままならず、正月気分が抜けない人には
身体の調和をはかる桂枝湯類や葛根湯
あるいは身体の立ち上がりを促す苓桂朮甘湯に、一服の価値があると思います。


新年明けましておめでとうございます。
漢方柿ノ木薬局は、本日より営業しております。

年末年始の過ごし方は、人それぞれです。
帰省先の実家で迎えた人。
初詣で出向き、自宅で過ごした人。
初日の出を遠方、海外で迎えた人。

けれど一方で、一年の計は元旦にあるとも言います。
過ごす場所は人の数だけあるけれど
元旦に求められるポイントは共通・一貫しています。

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そして、ご存じの方も多いと思いますが
新年は屠蘇で迎えるのが、日本の正月の慣わしです。
一説によると屠蘇という名には、新年を迎えるに当たり
邪な存在を「屠」り、魂を「蘇」らせるという意味が込められています。

つまりは、正月はもちろんの事、同時に一年の計として
同じように「屠」と「蘇」に励みなさいという訳です。

現代人は、日常生活の中で知らないうちに邪を呼び込み
また忙しさやストレスの悪影響、食生活の乱れで魂を濁らせがちですから。
そういう状態では一年でいえば元旦、一日でいえば早朝を、気持ち良く迎えることは適いません。
あくまで個人的な意見ですが、人の健康には気持ち良さ、爽快さが伴うと思います。
同時に、そういった感覚を持たなければならないのは
一年でいえば元旦であり、一日であれば朝に違いないと思います。

肌が弱いとは、金斧の切れ味が悪い様子を、
肌が敏感とは、肝木の枝が乱生する様子をそれぞれ暗示しています。
金斧の切れ味を高めることは大切ですが、
敏感さに悩む人には、肝木の自制を促すことも必要です。

五臓の肺と肝は、五行では金と木の関係にあります。
2つの関係は一例を挙げると、金斧が伸び放題の枝を剪定する
即ち、肝の乱れ(亢り)を、肺が整えてくれるような関係にあります。
この点で、健全な肺の働きは鋭利な金斧として
敏感さに伴う肝の乱れを断つのに一役買ってくれる訳です。

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尤も肺の働きは、いかなる肝の乱れも是正してくれる訳ではありません。
例えば、金斧は少々の枝ならば容易いが、雑多な枝や太幹ならば至難となり、
強すぎる肝の乱れの前では限界があります。

ちなみに、そこで金斧に負担を強いると、
現実のように切断に伴う摩擦が発生して、金属は熱せられます。
その熱は肝には好物で、さらに肝の乱れを助長してしまいます。
だったら逆に冷やせば?と考えても
常に冷せば皮膚の乾燥を招き、金斧の切れ味を鈍らせてしまいます。
あくまでイメージの話ですが、金斧は金気(=微細な振動のような存在)で
鋭利な切れ味を発揮しており、それは冷やせば失われる(振動が停止する)ので、
なまくらになると言ったところでしょうか。


皮膚が弱い人にとって、寒い時期の乾燥は禁物ですが
皮膚を潤したり保湿を心掛けても
依然として肌荒れや敏感肌や皮膚過敏症に悩まされる人は少なくありません。
皮膚が弱い事と敏感な事は、共通する部分がある一方で
全く別の顔を持つ側面もあります。

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東洋医学では、皮膚の働きに関わる存在は肺に属し
痒みや敏感など神経に関わる存在は肝に属します。
ですから簡単に言えば、皮膚が弱いとは肺の不調
皮膚が敏感とは肝の不調という事になります。
尤も、「皮膚」で「痒み」が生じているのであれば
それは「肺」の上で「肝」の不調が起きていると例えられますので、
症状そのものは、肺・肝の両方の側面を持つと言えます。


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