花粉症に漢方薬がどう効くの・・・???
アレルギーの抗ヒスタミン薬のような薬理作用は解明されていないので、ホントに効くのか疑問がある方も多いかもしれません。
漢方医学ならではの考え方、アプローチがあります。
①余分な水分を捌く。
ポタポタ大量に流れる鼻水は、「体に溜まった不要な水」(水毒)と考えます。
水毒が溜まりやすい体質の人は、冷え症、胃腸虚弱、肺経の虚弱、腎経の虚弱・・・などがあげられます。
その体質に応じて使用する薬草が異なります。
②弱った「気」を強める。
花粉などの異物に過剰に反応してしまうのは、身体を守る気の「衛気」が弱っている体質です。
粘膜が正常であれば、異物の進入を防げますし、過剰に免疫が働く必要はありません。
「気」を強める薬草の中には、粘膜を正常にしたり、免疫機能を正常化させるものがあります。
③風・熱を冷ます。
目のかゆみ、鼻づまり、耳・ノドの違和感・・・など独特の症状。
東洋医学では炎症は「熱」、かゆみは「風」で捉えます。(かゆみは一ヶ所に留まらない症状で、移動する風に似ているので)
熱は清熱の薬草、風は去風の薬草で症状が治まります。
東洋医学って「気」とか意味分からない!って考えられがちですが、一応意味があるんですよ。
(詳しくはもっといろいろあります!)
薬草も体質に合わせて・・・が大事!適当に調合しているわけではないんです(^^;
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更新日: 2011/02/13 |