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 昨年あまり目立ちませんでしたが、不妊症に治療に対して国から補助金が出るという政策が打ち出されました。少子化がいわれて久しいですが、やっと国が動き出したという認識です。
 さて、私の薬局にも毎年妊娠希望の方(不妊症という言葉は病気ではない方が多いのに、いかにも病気のように聞こえて私は使わないようにしています。)がご来店されますが、ほとんどの方が西洋医学でホルモン治療をお受けになられてから成果がなく、最後の手段として漢方薬をという方が多いように感じます。私の感覚ではこの順序は逆で、「受精」を重視する西洋医学に対して、東洋医学は「着床」に対する認識が重く、子宮内の環境を良い状態にして妊娠を待つという治療方針が主流です。ですから、漢方薬を飲みながらまずは体を整えて(2-3ヶ月で基礎体温表のグラフの形が変化してくる方が意外に多いようです。)それでも妊娠しなければ最後の手段で体外受精などを選択されるべきではないかと思います。
(これは専ら私見ですが、人工授精・体外受精は繰り返し行う事で外からホルモンを入れることで女性の本来の卵巣の活動を弱くしているように思っています。)
 実際に、連続でホルモン治療をお受けになられていた妊娠希望の方に、医師の先生と相談の上3ヶ月以上ホルモンの治療を中断して頂き、その間漢方薬で体全体の調子を整えていただき、再度体外受精をされた方が昨年は二人とも妊娠されたのは私にとってもうれしい報告でした。
 事この「妊娠」というテーマに関しては、「待つ」心の余裕が大切なポイントなのかもしれませんね。


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