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 立春が過ぎ、梅から桜へ花のきれいな季節がやってきます。昔からこの時期は「木の芽時」(木の芽立ちという方もいらっしゃいます。)と言って女性の体調が変化しやすい時期だと認識されています。現在では核家族化が進みお年寄りと一緒にお住まいのお方が少なくなりましたので、この言葉自体ご存じない方が多いのではないでしょうか。大地が春の変化を迎える時期に、女性の体も芽吹くがごとき変化を迎え、ご本人方にはあまり歓迎できない症状も訪れるというわけです。主なものは、東洋医学的には「のぼせ」といわれる症状で、上半身のほてり感・動悸・そわそわ感・のどのつっかえ感・不眠などで、どれも「気」の巡りの異状によって起こるため、西洋医学に検査を受けても異常はないために「自律神経失調症」などという仰々しい病名がついて精神安定剤などが投薬されるケースが見受けられます。極端なケースは異常が確認されないのに「うつ」という病名がついて抗うつ剤が処方されるという私には信じられない展開も考えられます。
 季節の変化が起こすいたずらですので、多くの場合さくらが咲ききってしまえばうそのように症状が消えてしまう場合が多く、私の薬局で経過が良くなった方はこの季節に症状が起きるとまず漢方薬を取りに来られます。中には年に1回この時期にだけ一か月分だけ御買い上げになりその後は一切お越しにならないお客様も居られます。
 この変化は男性にはわかりませんので困るところなのですが、この時期に何か体の変調を感じた女性の皆さんは、西洋薬の「連用のトンネル」に入り込む前に、漢方薬の婦人薬をまずお試しになる事をお勧めします。


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