骨粗鬆症の痛みを抑える薬でカルシトニン製剤を使った注射があります。
カルシトニンは血中のカルシウムイオン濃度が高くなったときに主に甲状腺から分泌され、骨へのカルシウム沈着を促進して血中のカルシウム濃度を下げる作用があります。
もう一つの作用として中枢神経系に痛みを抑制する長期的な作用があり、これが腰痛や神経痛、さらに内臓痛など様々な原因の痛みを和らげると考えられています。
カルシトニンが分泌されるためには体の中のカルシウムイオン濃度が高くなる必要があり、そして、分泌量はカルシウムイオン濃度の上がる量に比例します。
カルシウムイオン濃度がゆるやかに、かつ長く上がってもカルシトニンはさほど分泌されません。
効果的にカルシトニンを分泌するには速やかに、かつ短期間にカルシウムイオン濃度を上げることが理想的と言われています。
吸収の良いカルシウムほど、カルシウムイオン濃度が高くなりやすく、無駄なくカルシトニンが分泌されるため、腰痛など痛みで悩まされている方はカルシウムの摂取の方法も考えてみてはいかがでしょうか?
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