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あーだ、こうだの爽快!植物学
お節料理って何?なぜお正月なの?まず「節」とは、節日(せつにち)のことであり、季節の変わり目などに祝う日のことです。 お節料理とは、節日の供御(くご)料理、つまりお供えの意味です。それをお下げして、人々が共に食事をするのが、本来のお節料理と聞いています。 そう考えると、節句ではなくて節供かもしれません。 1年に節日は何日あるのでしょうか?五節日【人日(じんじつ)1月7日、上巳(じょうし)3月3日、端午(たんご)5月5日、七夕(しちせき)7月7日、重陽(ちょうよう)9月9日】ですから、お節料理は年に五回のものなのです。 「お節料理は何故あるのですか?」とお聞きした時に、「女房が楽をするためにある。」と答えた人がおられました。 まんざら嘘ではありませんが、横着からではなくて、神様をむかえている間は物音を立てたり、騒がしくせず、台所で煮炊きをするのを慎むということです。 お節料理といえば・・・
![]() お節料理は本来は五段重ね(一の重:口取り、ニの重:焼き物、 最近は、四段重ねです。 正月にお節料理を頂く為に、1月1日が節日と思っていましたが、中国の風習では、人日(じんじつ)の節日と言って1月7日なのです。 お節料理は地方によっていろいろ特色はありますが、共通しているのは海の幸、山の幸、里の幸と素材の豊富さであり、多種の素材が平等に用いられ、バランスが保たれています。 現在の健康増進法で唱えられている「健康のためには1日30品目を食べなさい」は、古くから日本の食事学に根付ているのです。 その意味では理想的な健康食と言えるでしょう。1日30品目以上の素材を口にしなさいと言うことは、仮に健康に良い食品があったとして、そればかりを食すれば不健康になると言うことです。 地産地消 お雑煮も各地で特色がありますが、ごった煮の意味です。武士の宴会に式三献(三つの盃がいったり来たり、初献、二献、三献と盃が回る)がありますが、初献の肴が雑煮なのです。 人日には七草粥を人日には七草粥を食べます。この七草粥には、普通は、下記の植物が食材料として使われております。
屠蘇散と同じように、これらも旬な食材の香による邪気祓いと、健胃作用を期待したものです。 競り負けるとか繁栄が運べないなんて考えていては、セリとかハコベが食べづらくなります。 古くは七草ではなくて、穀物を中心とした七種であったので、七種粥とも言われております。このことは、京都で古来の七種粥を伝えている小豆粥(十五日粥)が催されていることからも想像できます。 正月に暴飲暴食をした平賀源内が「春は七草粥に尽きる」と言ったことから広まったと聞いておりますが、私なんぞ正月に暴飲暴食をさせてもらったことはありません。陰暦で考えますと、春に若菜を摘む日本の風習から来たものでしょう。 |