例えば、アトピー性皮膚炎の場合、皮膚の表面がカサカサになり、皮膚呼吸が難しくなって痒みがなかなか治りません。
皮膚の表面のトラブルは、鼻炎・気管支炎・アトピー性皮膚炎、いずれも身体の中の皮膚粘膜の炎症です。
少しお話が難しくなりますが、人類(哺乳類)人間のご先祖さんは、哺乳類以前は、サンショウウオ等の両生類(鰓呼吸・肺呼吸どちらも可能)でした。
地球が誕生して随分と時間が経過した頃、それでも地球は火山が爆発したり、地表が陥没したり、海が急に盛り上がって山になったり、造山活動が活発に行われていた時代です。
従って、生き物の生活環境も山の上になったり、海の底になったり大変な地殻変動に身体を合わせなければなりませんでした。そこで、その当時から生きていた生物とともにサンショウウオなどの両生類は、大腸の一部を(肺)に変化させて鰓呼吸だけでなく、皮膚呼吸もできるようになったのでした。
さて、このように発生学的に考えてみますと、大腸や小腸の粘膜は栄養や水分を吸収する所、身体の表面の皮膚や粘膜は汗を発散させて体温調節する所ですが、
それぞれの役目と場所は違っても、よーく考えてみますと身体の表面は一枚の皮膚あるいは粘膜で覆われている事になりませんか。
胃カメラを飲んでも胃の粘膜が写ります、あれは身体の表面になるわけです。
従って、鼻炎であれ、気管支炎であれ、アトピー性皮膚炎であれ、お腹の中の表面とつながっているということになりませんか?
おなかの調子を漢方・方術薬で温めたり、血行を良くしたりして、偏った炎症が取れば症状は軽減されてきて、その体質を強くできます。
アレルギー性の炎症が何処でおきようとも、マエダの漢方・方術薬で大丈夫。
根本から治してくれます。