【杜仲(とちゅう)の効用】と漢方薬
杜仲は、杜仲茶として親しまれ、大昔から、滋養強壮や腰痛、関節痛、坐骨神経痛などに用いられてきた薬草です。
特に、漢方でいう補腎作用(生命エネルギーを生み出す)に、優れています。
また、月経のリズムを調える作用もあり、高血圧の降下作用も注目されています。
杜仲は、トチュウ科トチュウ属トチュウという「一科一属一種」のあまり類を見ない大変めずらしい樹木です。
20メートルの高さにもなる落葉樹で、成長が早く、一年で、2メートルくらいまで成長します。
葉っぱは、楡の葉のように楕円形で、銀杏の木と同じ雌雄異株で、春になると白い花を咲かせます。
漢方薬として、使われるのは、樹皮ですが、葉にも同じような効果があります。
樹皮や葉を切ると、「グッタペルカ」とよばれる乳白色のゴム質の樹液が出ます。
グッタペルカは、天然ゴムの原料にもなります。
杜仲は、この粘着性の樹液のせいか、ほとんど虫が付かないため、有機栽培に適した樹木です。
原産地は、中国ですが、今では、世界中で、栽培されています。
日本には、奈良時代末に渡来したとされており、本草和名には、「はいまゆみ」として、名づけられています。
(1) 杜仲は、肝と腎を補益して、筋骨を強め、「腰ヒザ痛の要薬」として、肝腎不足(過労や加齢による筋肉や骨格の衰弱など)による腰やヒザの疼痛に効果があり、萎軟無力(病中病後の衰弱や、慢性関節リュウマチ、骨粗鬆症など)に効果的です。
これらの場合は、杜仲は、牛膝、桑寄生、独活、地龍などと配合されます。
当店の漢方薬としては、「独活寄生丸・独歩顆粒」などがあります。
(2) また、冷え性や血色不良、肉体疲労、頻尿、ED(勃起不全)、性欲低下、精子減少症などの症状には、杜仲は、鹿茸や鹿鞭や薬用人参、巴戟天などと配合されて用いられ効果を上げます。
当店の漢方薬としては、「参茸補血丸」や、「参馬補腎丸」などがあります。
(3) さらに、杜仲には、月経の調整と、安胎作用があるので、生理不順や不正性器出血、不妊症などの体質改善に用いられ、当帰や芍薬、薬用人参、黄耆、阿膠などと併用されます。
当店の漢方薬としては、婦宝当帰膠プラス杜仲茶などがございます。
(4) 他に、杜仲は、肝陽上亢による高血圧症にともなう頭痛やめまいなどにも効果があり、菊花茶などと併用します。
当店漢方薬としては、「降圧丸」などがございます。
★髙木漢方の漢方健康病気相談について
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石川町5丁目のバス停の前に当店はございます。
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更新日: 2011/11/20 |