いよいよ、師走を迎えました。気温差の大きい晩秋から初冬 COVID-19ウイルスは、なかなか成仏してくれません。3年近くインフルエンザも流行せずに来たので今冬は流行するでしょう。呉々も氣を緩めず健康管理を重点的に致しましょう。
今年を振り返ると、2020年2月19日感染のコロナ後遺症もお蔭様で消えました。年初に妊娠8週でコロナ感染した姪も西洋薬を使わず、漢方薬のお蔭で元気な赤ちゃんを産みました。赤ちゃんに会いに40年ぶりで開局中、3週間近く留守にしましたが問題無くクリニックと薬局がうまく廻るようになりました。
以下に担当薬剤師二人の自己紹介文をのせます。以後よろしくお願い致します。
「津島哲平 生薬漢方薬認定薬剤師。国際中医師。国際薬膳管理師。日本在宅薬学会バイタルサイン講習会ディレクター。
学生時代にアトピー性皮膚炎を発症し漢方で治った経験から、漢方医学に興味をもち2002年から栗島行春先生(広州中医薬大学客員教授)、角田睦子先生(広州中医薬大学客員研究員)に師事して漢方の基礎から臨床まで学ぶ。
その後、日々の食事の重要性に気づき、薬膳について和田暁先生(高級中医薬膳伝授師)に師事。2013年より漢方三考塾生」
「鹿島絵里 薬剤師。薬学博士。
大学研究室で遺伝子と老化の研究に励む中、日々の体調とのリンクが気になり未病を重要視する漢方の世界へ。自身の重度の生理不順も漢方でケアし、二人の子供を出産。
現代医療と伝統医療の特徴をふまえ、その人、その時にベストな方法を提案致します。」
現在、花クリニックでは保険適応のエキス剤を漢方専門医が処方する体制ができました。
薬局とクリニックは別立てですので、それぞれにご予約をお願い致します。
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更新日: 2022/12/01 |
すっかり秋の気配を感じられるようになりました。朝夕寒いぐらいですがお変わり御座いませんか?
旅に出て、いつの間にか私の10月は消えて行きました。 10月10日に開局以来41年目を迎え、隠居? 相談役! として第一線を退くことができました。奇しくもコロナ下にあり、薬局として簡単に「カゼっぽい」とか「熱が出た」と云う方の相談に乗れなくなって3年近く、2020年2月19日に感染した初期のCOVID-19の後遺症で認知機能に障害が出たときに手伝ってくれた薬剤師たちに任せることにしました。 まだ、一応 薬局管理者は私ですので、監視の目は光らせますが・・・・・ 大丈夫そうなので、10月7日広島に向かいました。日本漢方交流会 第55回全国学術総会「広島大会」にリアル出席するためです。9年ぶりの広島。美術館で〝ヨシタケシンスケ展かもしれない〟なる不思議な展示に納得。我が家にも何冊かの絵本が有りました。夜、樹木の間から月が(東京より月らしく)大きく、濃い色に思えたのは何故でしょうか? 開局日の10月10日は漢方だけで無く人生の師、寺師睦宗先師の生まれ故郷、鹿児島で過ごしました。翌日 姪の住む宮崎に向かうローカル線が 寺師先生のお話で良く出ていた隼人や国分駅も通過。車窓から桜島も鑑賞、晴天の広い空とたなびく雲。やがて、広々と広がる田園風景と来し方行く末を思うのに十分な時間でした。 宮崎では持参したPCR検査の陰性を確認して姪の生後一カ月の赤ちゃんと過ごしました。コロナにも負けずよく元気に生まれて来てくれたと思うと共に、この子が二十歳になる時、地球はどうなっているのか? 私はまだ地球上に居られるのか? その後 琵琶湖ホテルに戻り、京都漢方研究会にもリアル参加。 初めて三週間近く開局中に薬局を留守にしましたが何事も無く世代交代が出来たようです。安堵! 小池加能拝
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更新日: 2022/11/01 |
昔、実家の駐車場にプリウスの新車が入っていて知ったのですが、ハイブリッドと聞くとガソリンと電気で走る車を想像しました。車内は飛行機の操縦席のようで静か、ただ、歩行者の立場では静かすぎて、直ぐ後ろに迫っていて驚かされること度々でした。
今や、ハイブリッドは学会や研究会の会場に出席しても良し、オンライン上で学ぶも良し、便利な時代に成ったものです。 9月の4回の日曜日は、オンライン拝聴4研究会。と三考塾発信1日をやってのけましたが・・・・流石に一日6〜7時間もZoomを見て居ると会場に出向くより疲れる様に思います。 自宅ですと調べたい時にすぐ手元に本もあり、眠たくなれば横にもなれるし、こちらからの音声を切っておけば独り言も問題ないし、お昼ご飯やおやつを用意して口福な時間でもあります。 大分このやり方に馴染んで来た25日、どうしても、参加したい講演会がダブりました。祖父のお回忌で永平寺に行く日と重なった1回を除いて31回参加し続けてきた第32回漢方治療研究会と九州研究会は午後からなので、一方をパソコンで、一方をtabletで拝聴しました。 さながら、高校時代に良くやった歴史の詰まらない授業中に数学を解く気分かと思いきや、歳のせいか? いや、両方を興味深く聞かねばならない現状に脳が悲鳴を上げました。眼のシャッターを閉じて脳への信号をカットしたらしいのです。気づけば、20分ほど経過しておりました。あ〜あ!・・・・でも、大丈夫。オンデマンドと云う後日配信されるものを見ることもできるのです。京都に行かなくても、福岡に行かなくても、キッチンででもオンデマンド配信を拝聴することが出来ます。 好きに学べる平和に感謝しつつ、秋の夜長を読書ならぬオンライン講義に嵌まっております。 朝夕寒暖差の大きくなる秋、手袋やマフラーを準備して散歩しましょう。お元気で! 小池加能拝
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更新日: 2022/10/01 |
やっと長かった夏の暑さも退き爽やかな季節がやってきました。コロナにも負けず、またはコロナに罹ったけれども「元気です」と云って下さるでしょうか?
このところ私はめまい持ちになってしまいました。緊張後「ホットする」荷卸し時のメニエール症候群的回転性 日頃であれば(ストレスと感じないまま頑張り過ぎ)+(過食)+(運動不足)で起こす回転性眩暈には冷凍庫保存中の 夏なので、口渇気味では在るが膀胱の氣化作用の障害による、浮腫・尿不利・頭痛・嘔吐は無く 月に1回程忘れた頃にやってくる眩暈なのです。経験上、月に1回起こる症状は、月のモノに似て瘀血が遠因のことが多いと気づき、3回目に起きた日に良性発作性頭位眩暈症を疑い、過去の臨床例から瘀血処理目的に桂枝茯苓加サフラン丸(赤芍薬)を服用すると的中しました。 コロナ後の血栓症のための瘀血が原因でのめまいだったようです。 めまいも漢方薬のお得意とする病です。お試し下さいね。 朝夕の急な冷えにはご注意下さいませ。 小池加能拝
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更新日: 2022/09/01 |
酷暑お見舞い申し上げます。
「コロナ予防に葛根湯」と良く耳にします。確かにCOVID-19が発生した真冬では、急性感染症の初期の症状を解表(汗をかかせて治療する方法)は有効ですし、太陽膀胱経(首や背中から腰に掛けて)の凝りをほぐして緩ませると予防になるのか?も知れませんが、真夏のタダでさえ、汗をかく暑さの中で葛根湯を服むと脱汗に繋がり反って危険です。 このところの感染力を増したらしい、オミクロン株BA.5は罹患した方の様子からインフルエンザ程にも思えるまでに弱毒化しているのかもしれません。 初期のCOVID-19とは初期症状も違います。 ×喉の違和感や乾燥感、咽痛、怠さが始まったら、
×咽喉炎・高発熱に成ってしまったら、
×肺に及んで欬が出だしたら、
◎予防に参考となる薬方は、各自、其の時々五臓六腑の虚を補い氣も血も津液も 過不足無く巡り、食べ過ぎ、運動不足、思い煩い過ぎで出来た痰飲を瀉すものの中から選薬し抗ウイルス薬の
◇精神的問題は無く氣と血を補い冷えの予防には
◇食欲不振から陽氣の落ち込み、目がショボショボし、氣怠く元気の不足感を感じたら
◇痰飲が多く(舌苔白𧸐)、日頃から消化器症状があって、頭痛には
◇精神的不安と咳、胸苦しさ、不眠、驚きやすい、健忘症があったら
◇氣も血も津液も不足し息切れ、心動悸、脈結代、虚煩不眠、咳嗽に
◇疲労困憊し肝氣が伸びやかならず、肺が乾いて咳き込む、血痰、午後の微熱、寝汗、重苦しくだるさが取れない時には
◎駆瘀血剤として桂枝茯苓丸もお近くの漢方薬局で相談なさってご準備下さい。
上記の◇印は後遺症対策としても用いられます。 「1つ事3年3カ月3日」と聞いたことがあり、今まで色々と経験してきて納得の1200日弱(約40カ月弱)の必要性から考えると コロナ君退散までにあと半年は我慢を必要とする感じがしています。 暑さにも負けずお元気でいらして下さい。 小池加能 拝
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更新日: 2022/08/01 |