今日は暑いです。
もしかして梅雨明けた?ってくらいの天気です。
こう暑くなってくると熱中症や夏バテに気をつけなくてはいけませんね。
十分な休息と水分補給は欠かせません。
日本の夏は高温に加えて湿度が高いという特徴があります。
湿度が高いと、体温を下げるための発汗が上手くできなくなるため、体内に熱がこもりやすくなります。
そして、汗が漏れるように出てきますが、蒸発しないため、体温を下げることができません。
水分を摂っても汗となって出てしまうため、体を潤すことができず、喉の渇きも癒えず、発汗過多となり、酷くなると、めまい、吐き気、痙攣、意識障害などの熱中症症状が起きることになります。
喉の渇き→水分を摂る→発汗→喉の渇き→水分を摂る→発汗・・・
といった悪循環を止めなければいけません。
体にこもった熱をとるのに良いのが、尿から出してあげること!
五苓散は体にこもった熱を尿から排出してあげるだけでなく、余分な水分は必要なところに持っていってくれる、利水剤であり、利尿剤ではなりません。
異常な汗、異常な喉の渇きがとれます。
もちろん、頭痛や吐き気も治まります。
水分補給を効率よくするのに役立つのが生脈散(メーカーによっては生脈宝、麦味参顆粒)
スポーツドリンク(500ml)に2~3包溶かし入れて、こまめに摂ると良いです。
汗によって失われた水分と元気を補い、汗の出過ぎを抑えてくれます。
暑さでバテるようなときは、補中益気湯がオススメ!
食欲も出て、元気にしてくれます。
この補中益気湯にあるものを少量加えると、補中益気湯がさらに夏向けへと変化して、非常に良いです。
冷房、冷たい物の摂り過ぎや食あたりなどで腹痛、嘔吐、下痢、頭痛、発熱などが起きた場合には藿香正気散がオススメです。
私が一番好きな漢方薬ですね。
効能効果に夏の○○といった夏限定にされていることにイラつきますが、年中使える非常に優れた漢方薬で、常備しておくと非常に助かります。
今年も猛暑になるんでしょうか?
考えただけで嫌になりますね。
まぁ、上手に夏を乗り切りましょう!