あいすさん
投稿日時: 2022/05/09 16:14
21歳女性です。痩せ、栄養失調について悩んでいます。私は元々太らない体質ではあるのですが、ここ数年で、食欲不振、少しの量で満腹になる、。揚げ物食べれなくなる、がんばって食べようとしたら吐きそうになる、等あって、周りから見てわかるほどガリガリです。165cmにして体重が43→39になってしまいました。病院に行っても好きなものでいいから少しずつ食べる量増やしましょう運動しましょうしか言われずどうしていいかわかりません。調べていたら漢方のこのページに出会い相談してみようとおもいました。栄養の吸収を助けるものや太る手助けになるものなどなにか、なにかないでしょうか。
あいすさん、こんにちは。
漢方的には「太らない体質」は、摂取した食物が吸収されず身につかないか?(もしくはどんどんエネルギーに変わっているか?)という場合が多いです。そして食物の吸収には「消化吸収」の働きが、それを栄養として蓄える(≒身体を肥えさせる)には「栄養貯蓄」の働きが必要になってきます。漢方的に見ると、消化吸収には「気」の作用とか、五臓六腑の脾・胃の働きが関わってきます。また一方で、栄養貯蓄には「血」の作用とか、五臓六腑の肝・腎の働きが関わってきます。あいすさんの場合はまず、胃腸症状が顕著なので、脾・胃が発揮するであろう消化・吸収の働きが悪く、同時に気も乏しくなるのでは?とお見受けします。そういう人は例えるなら、食べ物を受け取る「器」が小さいし、そもそも「たくさん食べる(たくさんお腹に入れる)」ということが難しいです。また器が小さいということは、例え満杯になったとしても容量自体は小さいので、そこから造られる元気や栄養も少ない。なのでエネルギー消費を節約することが常になっているケースが多いです。ここまでの話は、栄養貯蓄の面にも同様に当てはまります。気と同様に、血が乏しいと栄養貯蓄の器が小さく、せっかく摂った栄養が入り切りませんから。
あいすさんの場合は、漢方薬を使って①気を助け、消化・吸収を促進する②消化・吸収を助ける③血を養い、栄養の貯蓄量を増やすといったことが有効では?と思います。特に、胃腸症状は顕著なので、六君子湯や加味平胃散が向くと思います。血を養う部分は血虚の四物湯が合いそうな気もしますが、より深い見立てが必要とも思いますので、専門家に相談されると良いでしょう。あと個人的には、胃腸虚弱な方で太る手助けとして「アミノ製剤」も有効な手段の一つと思いますよ。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2022/05/11 11:32