笹葉新さん
投稿日時: 2022/07/22 22:01
いつも相談に乗っていただいてありがとうございます。おかげさまで幻聴に関しては無問題となりました。作っている漢方の内容は変わりませんが、枳実と香附子で安定していたこともあり、春菊・菊花・ジャスミン茶を作ったり飲むようにし、次にシナモン(クマリンがほぼ含まれていないもの)を300mgを摂取するようにしたところ安定しているように思います。ただシナモンも少量で覚醒・多量で抑制とありましたので、分量がどれぐらいがいいのかと、効果時間がよく掴めず、今は手探りで一番いい飲み方を模索しています。
生薬についてはまだ傷寒論などは読めていませんが、210処方生薬解説(じほう)を読んでいます。知りたいと思ったところをつまみ読みしているのですが、ひとつ、水分の過剰摂取が心の病因になるとあったのが気になっています。海塩を入れていますが一日6リットル、多い時は10リットル近く飲んでいますので、これが心に悪影響を与えているのでは…と思ってしまいます。
やはり飲みすぎが毒になっていて、これが自生思考にと思っているのですが、漢方薬局での診断や治療をしていく上で、水分の摂取制限をして状態が良くなったという例はありますでしょうか?できればがんばって、3リットルぐらいを目安に減らしたいと考えています。
笹葉新さん、ご無沙汰しておりました。
正直なところ、店頭での相談で「水分の過剰摂取」がネックになるという事例がほとんどありませんので、水分摂取を控えることが状態改善に結びついていくのか?はちょっと判断がつきません。ただ個人的な意見ですけど、水分過剰摂取は行動そのものよりも、その理由・背景が問題となる場合が多いと思います。水分過剰摂取が招く不調というものあるんですが、その一方で、水分過剰摂取を招く不調というのもあるに違いありません(※玉子が先か?鶏が先か?みたいな話ですけど・・・)。これも個人的な意見ですけど、水分過剰摂取の弊害としてバランスが乱される部分がある反面、その恩恵(?)でバランスが取れている部分もある気がするんです。それこそ、「精神活動」としての水分摂取は、後者だと思いますから。
東洋医学では「水が絡む気病」というものが存在します。気に正気・邪気があるように、水にも清水・濁水があり、清水は気を巡らす上での潤滑油、濁水は気を阻む障害という風に解釈できます。また気は機能・代謝な側面が強いのに対して、水は物質的な側面が強いですから、水分過剰摂取という文字通りの物質過剰状態が、心身の機能・代謝に異常をきたす、例えるなら水はけが悪くなり、水が溢れる、その延長線上に「心の不調」があるんだと思います。
以上、雑多な文章ご容赦下さい。お問い合わせの内容に添えていないかもしれませんが・・・。
回答日時: 2022/07/27 15:13
笹葉新さんからのコメント