もなりんさん
投稿日時: 2022/09/19 09:56
中学3年生の娘が1年前に起立性調節障害と診断されました。
夜は11時頃には寝て、ぐっすり眠れているようですが、朝はなかなか目覚めることができずに、起こすと機嫌が悪いです。
目が覚めても体がダルいようでなかなか起き上がれません。
起き上がるときにはめまいや動悸があるようです。
その他、車に酔いやすい、疲れやすい、
腹痛、気分の落ち込み、イライラするなどもあります。
病院からは昇圧剤を処方されていますが、なかなか改善されないため漢方薬を試してみたいと言ってみたところ、2週間前から半夏白朮天麻湯を処方して頂いて飲んでいます。
このまま半夏白朮天麻湯を続けるか、ほかに合う漢方薬があるのか、教えていただきたいです。
あと、鉄サプリやビタミンbサプリも一緒に飲みたいと思っているのですが、飲み合わせについても教えていただけると助かります。
受験生なので、なんとか改善できたらと思っています。
よろしくお願いいたします。
もなりんさん、はじめまして。
お訴えから察するに、自律神経の立ち上がりが悪いために、朝のコンディションが奮わないのでは?とお見受けします。自律神経は、朝に目覚めた体の体温・血圧を上げたりして活動を手助けする役割があります。朝に自律神経が奮わない人(※例えば低血圧気味の人)は例えるなら、上り坂を馬力の小さい自動車で、ゆっくり時間をかけて登っているようなものです。登り切るまで時間もかかるし、それなりに大変なんですが、登りきった後に続く平坦な道は、すいすい進んでいけます(※馬力を必要としないので)。
漢方では自律神経系は「肝臓」の役割とされ、自律神経が奮わない状態(≒自律神経の不振)は肝気虚と呼ばれます。要は、「肝気」という自律神経を動かすのに必要なエネルギーが乏しい状態です。ここで「肝気が足りないなら、そいつを補ってやれば?」と思い立ちますが、これをダイレクトに補える漢方薬は存在しません。大雑把に言えば、気血の源である脾臓に頼るか?。精神を司る心臓に頼るか?、生命力の源である腎臓に頼るか?の3択です。ちなみに半夏白朮天麻湯は、脾臓に頼った漢方薬です。ですが店頭での経験からしますと、心臓に頼った漢方薬に頼る場合が多いですね。苓桂朮甘湯で血流循環を高め、自律神経の立ち上がりを助けつつ、香蘇散で気の巡りを促し、自律神経を整えるといったところでしょうか。あとは女子&受験生という点を考慮すれば、血虚対策もしておくと安心でしょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2022/09/20 12:25
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