yuzuponさん
投稿日時: 2022/10/25 10:39
初めまして。初めての漢方相談です。
【主に悩んでいる症状】
・片頭痛(2020年4月くらいから増え始めた)
・片頭痛時の動悸・フラフラ、冷えのぼせ、光や音を過敏に感じること
【どういう時に起きやすいか】
・排卵前後
・生理前
・台風になる熱帯低気圧が発生した時
・気圧や気温差等天候が安定しない時
現在脳神経内科などで前庭性片頭痛と診断されトリプタン製剤や予防薬を服用中です。元々PMSによる片頭痛と思った為婦人科に通院していました。ピルも試しましたが合いませんでした。
現在は毎日当帰芍薬散と頭痛対策に五苓散も頓服で服用中です。片頭痛時の動悸はまだありますが、当帰芍薬散とコエンザイムQ10で、普段の動悸は改善されました。婦人科で加味逍遙散、呉茱萸や内科で桂枝茯苓丸を試していたこともあります。
排卵前後と生理前は特にトリプタンが効かず、また3日と長引くことも多いため仕事にかなり影響が出ています。
病院で漢方を処方はして頂けるのですがが、症状に合わせて自己判断で服用しており、合っているのかどうかが正直分からないです。より合う漢方や、服用の仕方をアドバイス頂けますでしょうか。
yuzuponさん、はじめまして。
当帰芍薬散や五苓散が合うということは、やはり「水滞」とか「痰飲」による頭痛とお見受けしますね。加えて、天候の変わり目に症状が出やすい点では、外気に対して「センサー」の役割を果たす内耳が不具合をおこしやすいのかも・・・とお見受けします。実際、当帰芍薬散の効能・効果には「耳鳴り・めまい」と記載されているので、その点からも話が繋がってくると思います。ただ実際は、内耳の不具合が即、片頭痛に至るわけではありませんから、その部分のカバーが足りていないのかもしれません。
漢方薬についてですが、当帰芍薬散や五苓散の選択は合っていると感じます。しいて言うなら「頭部の水抜き」を際立たせるために、沢瀉湯を加えるとさらに効果的かもしれません。また片頭痛時の症状からは漢方でいう「肝陽上亢」も窺えるので、釣藤散を試してみると良いかもしれません。ちなみに、釣藤散の適応には「高血圧の傾向」と書かれて書かれていますが、片頭痛を招く「血管の拡張」がこれに相当すると思われます(※だから、必ずしも高血圧でないと合わないと話ではありません)。あともう一つは、当帰芍薬散や五苓散は「利水剤」ですから、これに適当な「理気剤」を合わせるというのも一手かもしれませんね。・・・といろいろな方法が考えられそうなので、専門家に相談の上、処方してもらうのが宜しいかと。ではでは。
回答日時: 2022/10/26 12:52
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