のりろんさん
投稿日時: 2023/07/25 16:03
元々冷え性で疲れやすい体質だったのですが、更年期に差し掛かり日中のだるさがひどくなりました。
汗やホットフラッシュ、イライラの症状はありません。やる気は若干落ちたような気がします。入眠は問題ないのですが、夜間頻尿が複数回あり途中覚醒します。これらの症状を改善する漢方薬はなにがおすすめでしょうか?アドバイスをお願い致します。
のりろんさん、はじめまして。
まず更年期ですが、漢方の立場から考えると「血虚」や「血瘀」といった要素が関わってきます。女性の場合は特に、体内の血流循環が「血の道」に影響される側面が強く、更年期を境に血の道が変調をきたす(※例えば、元は清らかだったものが、淀みやすくなるといった具合)ことで、いろいろな更年期の不調が出現します。のりろんさんの場合は、日中のだるさと夜間頻尿が、今現在の症状との事ですが、例えば血の巡りが不良になれば(※奮わなかれば)、体内の気や水の巡りもやはり不良になりやすくなります。もっとも、実際は「不良になりやすく」なので、それで不調が出現するかどうかは、ケース・バイ・ケースなところもあります。そして、気の巡りが不良になれば、寝起きを億劫になり、貧血っぽくなるし、水の巡りが不良になれば水分代謝も衰え、それが夜間頻尿に及んでいるのかも・・・と思います。またさらに言えば、血の道は女性ホルモンの分泌にも影響を及ぼしますし、女性ホルモンの不足・欠落が巡り巡って就寝中の尿意に及ぶという場合もあります。
以上を踏まえて、ベースとしては血の道を整える漢方薬(例えば、芎帰調血飲とか)が適すると思います。その上で、気虚や水滞等々の匙加減は、専門家に相談して判断してもらうと良いでしょう。また夜間頻尿については、漢方薬ではありませんが、ペポカボチャ(※種子に女性ホルモンに類似した物質を含み、ドイツでは医薬品として利用されている)を併用してみるのも良いと思います。ではでは。
回答日時: 2023/07/26 11:03