炊くママさん
投稿日時: 2023/08/06 21:28
漢方外来で半夏白朮天麻湯、当帰芍薬散、六君子湯などを処方してもらってます。思い悩みやすく些細なことでも気にしてしまう性格です。そのためすぐに胃の調子を崩してしまいがちなのです。いくら良い漢方を処方してもらっても性格を改善しないと漢方も効かないでしょうか。そちらの漢方はどのような処方になるのでしょうか?当帰芍薬散とか出来上がった漢方ではなく一人一人に合わせた処方になるのでしょうか?更年期の症状も少しあるので当帰芍薬散を処方してもらってます。後は胃の不調が多いので六君子湯が主に飲んでます。
炊くママさん、はじめまして。
お訴えの内容から察するに、「繊細」というか「気が小さい」というか・・・、そのような印象を受けますね。ご指摘のように性格な影響する部分もありますが、漢方的な視点では「気が小さく、繊細な方」というのは「胆(もしくは心胆)」の温まりが弱い傾向にあるように感じます。「温まりが弱い」というのが度を過ぎると「心胆寒からしめる(≒胆が冷える)」の状態に陥りますが、そこまでは及んでいないといいますか・・・、空模様でいえば、天晴れと雨模様のあいだの「曇天」のような様相では?と思います。本来は自らの気(≒精神力)で晴らせるのだけど、それが弱いからなかなか晴れづらくて・・・とそのような状態に近いです。なお、西洋医学的には「腸脳相関」や「胃脳相関」が関わってくるケースと思われますね。
漢方薬としては、やはり「心胆」を養う(≒本来の心胆力を発揮するのをサポートする)ような漢方薬が適すると思います。あと、漢方外来から処方されている漢方薬がいずれも「痰飲」や「水毒」に対処する処方であり、それらも心胆を弱らせる邪気ですから、私個人の見解としては、心胆の「正気」を養いつつ、痰飲・水毒による「邪気」を除くというような形になるかと思います。ではでは。
回答日時: 2023/08/07 13:33