みゆうさん
投稿日時: 2023/11/06 10:49
母です。80代です。
一カ月前応答できない状態で、救急搬送し、肺炎と診断されました。片方のみ。
点滴、酸素吸入、高熱後、落ち着いて次は自宅の前にリハビリテーション病院で、体力回復の準備退院一カ月後10月末退院となる予定でした。10月末に悪くなってる、もう片方の肺が半分以上真っ白になりいつ亡くなるかわからない。と言われて、動転しています。
漢方薬で肺炎の症状に効き、免疫力をつけるお薬を教えてください。自宅で療養させてあげたい。と考えております。
みゆうさんさん、はじめまして。お母様の肺炎、さぞかしお辛い事と心中お察しいたします。
早速ですが、肺炎症状に対する漢方薬はいくつかの種類がありますが、その中でも陽証と陰証の見極めがとても需要になります。陽証・陰証は大雑把に言うと、前者は病に抵抗する反応(生体反応)が強くて熱を伴う時期、対する後者は病に抵抗する反応が弱く冷えを伴う時期を指します。もっとも、陽証・陰証の判別は白か?黒か?と二者択一の判別ではなく相対的なものですから、白と黒の間にも果てしなく「グレー・ゾーン」が広がっています。個人的な見解ではありますが、現在の容態から察するにみゆうさんのお母様は限りなく陰証寄りという気がします。この場合には「少陰病期」に用いる漢方薬、麻黄附子細辛湯や真武湯が向くかと思いますが、容態が安定しない内は服用を慎重にした方が良いでしょう。
また一方で体力をつけ、免疫を養う目的では、正気を補う漢方薬の人参養栄湯や補中益気湯が適すると思います。これらの漢方薬は病邪を攻撃するのでなく、正気を補うことで「内傷」を回復するところに本分があります。前述の「陽証・陰証」は病邪による外傷に関係した話ですが、その病邪に対する「攻撃力」は正気の充実に頼る部分が大きくなる(※症状が慢性化した場合は特に)ので、「持久戦」を乗り切る上でも正気を補うこと大切と思います。ではでは。
回答日時: 2023/11/07 11:12
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