ご相談内容

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グシカワさん、はじめまして。

お訴えの内容から察するに、汗の源（みなもと）になる血の気が盛んな状態、もしくは汗を誘発する熱が籠っている状態と推察します。前者については、汗に変わる血液が血管内に充満し（※浮腫や鬱血、充血などが絡む状態）、少しの刺激で溢れ出すような状態に近いです。そういう状態は慢性化してくると、逆に血管が広がり、その分だけ血の気が充満しやすくなるので、発汗量も緩やかに増加していくことが予想されます。なので、対応策としては血の気を下ろしつつ、血管本来の収縮力を高めることが必要になってきます。対して後者は、汗の誘因となる熱が体内に籠り、元から汗をかきやすいところに、外気の暑さが上乗せされて、さらに多くの汗をかくという状態です。この場合は、体内の熱を払うことが重要になってきます。ちなみにですが、汗をかくというのは、本来、日中の活動的な時間帯の行動、漢方でいう所の「陽｝の営みです。対して睡眠は夜の静まった時間帯の行動、つまりは「陰」の営みです。「陰」の営みがうまく立ち行かないという点からすれば、自律神経の乱れも関連はあるかもしれませんが、「陰」の時間帯に、「陽」の営みをすることでも、睡眠が立ち行かなくなります。その兆候は時に、寝汗とか寝苦しさ、悪い夢のような形で出現することもあります。

以上を踏まえると、漢方薬としては黄連解毒湯や桃核承気湯、はたまた白虎加人参湯や竹茹温胆湯を試してみるとよいかもしれません。実際の漢方薬やその組み合わせは、専門家にじっくり相談して、判断してもらうと良いでしょう。ではでは。