ははおやさん
投稿日時: 2024/11/11 07:39
59才の主人の事でご相談です。
4月に役職定年、コロナ罹患、その後からうつ状態が続いています。
心療内科を受診したものの、抗うつ薬を怖がり飲んでいませんでしたが、悪化してきたので3週間前から飲むようになりました。
症状は不眠、不安感、頭が働かない、物忘れ、体にはたくさんの自律神経失調症の症状が出ています。
今一番悩んでいるのは、食欲がなく、1ヶ月半前頃から、朝食は抜き、昼食は食べれないと言い飲むゼリー等しか受け付けず、食事を取るのは夕食のみになっていることです。
食べたい物を用意すると伝えても、何も食べたくないそうです。
最近は体力も衰え会社も休みほぼ寝たきりになっています。
抗うつ薬を飲み始めたので様子をみるつもりでしたが、漢方薬も飲んだ方がいいような気がしています。
体力が衰え食欲がない場合はまずは補中益気湯でよろしいでしょうか?
ははおやさん、こんにちは。
西洋医学でも腸脳相関・胃脳相関と言われるように、消化器系と脳の機能は深い関係があります。脳の神経活動に対して重要な役割を果たすセロトニンが、消化器系の運動にも関与している事とか、極めて興味深いです。ご主人の今の状態もそうした腸脳相関・胃脳相関から考えると、脳と消化器の機能が共に低下している状態では?と推察します。東洋医学では、お腹(脾)は、脳(心)の活動に人必要な気血を供給し、脳(心)はお腹(脾)の活動に必要な「温もり」を供するというもちつもたれつの関係にあります。実際、お腹周りがスッキリしていないと、頭が働きにくかったり、精神状態が不穏になるとったことは、誰でも経験したことがあるでしょう。要するに頭を整える上で、お腹の状態の是非も一役買っているという話です。
お訴えの内容から総合的に考えると、漢方薬としては補中益気湯と帰脾湯の併用が適すると思います。これらはお腹(脾)の立て直しをはかる漢方薬でもありますし。加えて、コロナ後の不調という点では、脳のシナプスに関与するタモギダケ(※記憶力や注意力の維持をサポート)を積極的に摂取するのも有効です。最近では、サプリメントでも販売されていますし、茸ダシと考えれば和食とも相性は良いです。脳の働きを支えるシナプスとセロトニンに注目しつつ今後の対策を考えてあげると良いでしょう。ではでは。
回答日時: 2024/11/13 10:47
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