みきはるさん
投稿日時: 2018/12/11 19:42
自律神経失調症の心身症を患っております。
今はかかりつけの漢方科がない為、質問させて
頂きます。前に漢方医に証をみてもらったところ
気滞、血虚と言われけいしかりゅうこつぼれいとうを処方されました。悪くはないのですが
不安感がまだ少しあり何かもう一つ追加出来ないかと考え不安にかんばくたいそうとうがよく効くと
いうのを本で読みました。
けいしかりゅうこつぼれいとうとかんばくたいそうとうを一緒に飲むのは処方としてはあまり
ない事でしょうか?また甘草の服用量も多くなって
しまいますでしょうか?今、西洋薬での副作用が辛く減薬して
漢方に移行したいと思っているのですが
今通っている心療内科の先生は漢方に詳しくないので
どうぞ
ご返答のほど宜しくお願い致します。
みきはるさん、ご質問の件にお答えします。
結論を先に申し上げると、桂枝加竜骨牡励湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)と
甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)を合わせて服用するケースは存在します。
試しに服用される程度なら、甘草の服用量が多くなる点は、気にしなくて良いと思います。
ただし、甘麦大棗湯が合う不安感は、漠然とした不安感よりも、発作的で、急激な不安感です。
ですから、みきはるさんの不安感にそういう特徴があるならば、甘麦大棗湯は効果があると思います。
また一方で桂枝加竜骨牡励湯は、桂枝湯という処方をベースにして、
竜骨・牡励という生薬を足した漢方薬ですから、
桂枝加竜骨牡励湯に物足りなさを感じるなら、
ベースの桂枝湯を別の漢方薬に変えてみるのも一つの手です。
例えば、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)とか、苓桂甘棗湯(りょうけいかんそうとう)とか。
そういった術はドラッグストアでは難しいので
ぜひ、お近くの相談できる漢方専門薬局で相談される事をお勧めします。
また、あくまで個人的な見解ですが、自律神経失調症であれば桂枝湯には物足りなさを感じると思います。
逆に「自律神経が乱れやすい」という未病の状態ならば、桂枝湯は安心して長期的にも服用できます。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2018/12/22 17:19