マメマメさん
投稿日時: 2019/08/24 00:51
はじめまして、相談させていただきます。
2年くらい前より、鼻の奥に鼻水がずっと流れるようになり最近はそれが痰になるようでいつも喉が詰まった感じがします。いつも鼻水や痰を飲み込むので(喉からは出すことができません)げっぷも出るようになり喉や胃に不快感が生じます。
もともと、寒すぎたり暑すぎたりするとくしゃみが止まらなくなるという症状も持っています。市販の鼻炎薬で止まります。(何か関係があるかもしれませんので書いておきます)
病院には3件行きましたがどこも、何ともないとのことでした。
鼻の奥に流れるということは誰にでもあるのでそれが敏感に感じるのかもしれないとおっしゃったお医者さんもいました。
確かに何かに集中しているときや唯一横になって寝ている時にはあまり感じません。
漢方薬も色々あるので自分で調べてもどれを選んだらいいのかわからないのでもし少しでも体質改善できるなら教えていただけたらと思いました。どうぞよろしくお願いいたします。
マメマメさん、こんにちは。
訴えを拝見した限りでは、後鼻漏様症状と推察されます。後鼻漏の背景・要素にはいろいろものが存在しますが、「寒すぎたり暑すぎたりするとくしゃみが止まらなくなる」とお訴えの点から、肺が繊細なのかな?と感じます(ちなみに、繊細な事と弱い事は同じ意味ではありません)。漢方の考えでは、肺の弱さ(≒未熟さ)は脾と、肺の繊細さ(≒鋭敏さ)は、肝と深い関係を持つと言われます。
また、呼吸器を「気道」と呼ぶように、漢方では、呼吸に関する器官・機能を司る肺もまた「気を通す道」と考えます。気は「元気」とか「エネルギー」というだけでなく、「清濁を分ける存在」としての役割も持っています。先の話と絡めると、肺が繊細な人は「気道」において、清濁の区別が正しく行われず、「清いものまで濁ったものとして扱う」という傾向が強くなります。そういう傾向の延長線上に、呼吸器における「分泌異常」が存在するという訳です(本来の分泌は、体内から排除すべき実害があるために起きる反応ですから)。
マメマメさんの場合は特に、2年間という長期の症状にも関わらず、器官としての異常は認めない点では、機能的障害としての側面が強いと感じます。そういう場合には、①肺の働き(≒肺気)を高める「黄耆」を用いた漢方薬が適します(例えば補中益気湯とか桂枝加黄耆湯とか)。また②肺気を正常に整える上では、気を阻む痰を捌く半夏厚朴湯や蘇子降気湯などにも一服の価値があります。一方で、呼吸器の分泌物には、その周囲の水分代謝も深く関わってきます(簡単に言うと、器の中に水があるとして、器から溢れて水が漏れるのか、器に隙間が起きても水が漏れるのか・・・という話です)。その場合には、③水の巡りを整える苓甘姜味辛夏仁湯や当帰芍薬散が有効になります。①~③に関する漢方薬の選択や組み合わせに関しては、ぜひ一度お近くの漢方薬局にて相談されることをお勧めします。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2019/08/27 10:27
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