とこちゃんさん
投稿日時: 2019/09/07 20:02
腹部の張り、便秘気味で大建中湯を昨日から内服中です。飲みはじめて体の不調などはないのですが、舌の状態が変わった気がして気になりました。今までに比べて、舌垢?(白いのが)が薄くなっています。今まではパッと見で白かったのが、今はほんとに薄っすらとです。あと、これは前からですが、舌に浮腫み(腫れぼったい感じで歯形がついてます)、色は血色の悪い薄い赤のような感じです。
舌の裏側は赤く、紫の太い血管が目立っている状態です。
内蔵が冷えている(触ると冷たい)ので、温める効果のある大建中湯は自分に合っているかなと思ったんですけど、今の状態でもうしばらく内服を続けても大丈夫そうでしょうか?
熱がこもってしまうと、舌垢が少なくなってしまうと聞いて心配になりました。
よろしくお願いします。
とこちゃんさん、はじめまして。
舌の上にある垢状のものは「舌苔」と呼びます。いわゆる「正常」な状態の舌苔は白くて、薄っすらと広がった状態をしています。とこちゃんさんの場合、舌苔が「パッと見で白かった」ということですから、体の裏側(≒臓器や消化器)に顕著な停滞があったのでは?と思います(ご指摘の通り、停滞して冷えに及んでいる訳です。)ちなみに、大建中湯を服用するような方に伴う、舌の歯形は輪郭を形作る元気がない(≒虚弱者の浮腫)の兆候を、舌の色味は血行の滞りをそれぞれ反映します。
とこちゃんさんの場合、大建中湯を数回服用して白苔が失せたというのは、「冷えによる停滞」が顕著に改善したサイン(≒大建中湯が効いたサイン)と推察されます。逆に言えば、大建中湯がよほど体に合っていたのか、もしくは数回の大建中湯で改善できる程度の停滞だったとも推察されます。
そして「今の状態で服用を続けても大丈夫?」というご質問ですが、便通に改善の兆しがあるのなら、続けること自体に問題はないと感じます。逆に、服用して舌苔がダイナミックに変化したのにも関わらず、便通に改善が見られないのであれば、それ以上の改善は期待できないかもしれません。
大建中湯を選択した時のポイントが、舌の状態(舌診)にあったのか、お腹の状態(腹診)にあったのか、それ以外の部分にあったのか…、可能ならば一度、処方してもらった先生に伺ってみるのも良いと感じます。その先生が大建中湯に何(≒どういった働き)を期待しているのか…、大切のなのはそこに集約されますから。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2019/09/09 10:39