タケタカさん
投稿日時: 2019/11/29 12:26
寝汗について。
30歳頃より、冬の寝汗に悩んでおります。
部位:首回り、胸
夜中に目が覚め、着替えを必要としてます。
温かい時期や、飲酒時には寝汗をかきません。
過去に何回か内科で、検査をしましたが、特に疾患は見つかりませんでした。健康診断等もいたって健康体です。
漢方で改善することはできませんでしょうか。
寝汗と関係あるかはわかりませんが、冷え性、眠りは浅い方です。
よろしくお願いします。
タケタカさん、はじめまして。
結論から先に述べますと、タケタカさんの寝汗は何らかの「陰熱」による症状と推察されます。
寝汗は、「陽熱」によるものと「陰熱」によるものに大別されます。「陽熱」による寝汗は、体が陽に傾いて(≒身体機能が亢進して)熱を生み出し、それが汗に及びます。身体機能が盛んになって起きる症状なので、就寝中の寝苦しさや足の火照りを訴える場合があります。
それに対して「陰熱」による寝汗は、体が陰に傾く(≒身体機能が鎮静する)にも関わらず熱が生まれ、それが汗に及びます。ただし「陰熱」による病態では「熱が生まれる」というよりも「熱の収まりが悪くなる」と考えます。発汗する部位が胸部・首回りというのも、収まりの悪い熱がその部分に止まる(下に下降りてこない)サインだと思います。ちなみに冷え性は、この「熱の収まりが悪い状態」の一要因とされます。タケタカさんの場合、「暖かい季節は影響がなく、寒い季節になると出現する」というのも、冷え性に関連した特徴だと思います。また、そうして「熱の収まりが悪い」から、睡眠も深くなりづらい(≒浅くなる)のだと推察されます。
ここまで話しますと、寝汗を治すのが先か、それとも冷え性や眠りの浅さを治すのが先かという話になってきます。個人的には、寝汗も冷え性も、そして眠りの浅さも、「陰陽のアンバランス」で起きる症状ですから、そこを改善していくことが大切だと思います。なお、タケタカさんの場合、寝汗では「桂枝加竜骨牡蛎湯」や「柴胡桂枝乾姜湯」がベースになると思います。具体的にどの漢方薬が向いているのかについては、ぜひ一度、お近くの漢方薬局にて相談されてはいかかでしょうか?
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2019/11/29 16:37