ちぃこさん
投稿日時: 2020/01/24 13:15
1歳3ヶ月の子供の皮膚についてです。
乳児湿疹からはじまり、皮膚がカサカサとして赤くなることもよくあります。
今はステロイドと痒みがひどい時は抗ヒスタミン剤を服用しています。
ただ、アトピーの基準となる左右対象に湿疹が出ていない、膝などに出ていないので、極端に肌が弱いという診断です。
体質改善目的で、小建中湯か黄耆建中湯を病院で勧められましたが、一旦保留にして近くの漢方薬局で相談したところ黄耆建中湯は眠りが浅くなると言われました。
しかし、インターネットで調べると皮膚に症状が出ている時は黄耆建中湯の方が適しているとあります。(アトピーは汗に弱いため)
一体どちらを信じれば良いのでしょうか?
ちぃこさん、はじめまして。
漢方的に見ると、黄耆建中湯は「虚寒:簡単に言えば、虚弱で寒さを訴えやすいもの」に用いる漢方薬です。その点を踏まえると、「黄耆建中湯の服用で眠りが浅くなる」というのは、体を温めて新陳代謝を促すからなのかもしれません。なお個人的な見解ですが、建中湯類は陰陽のバランスを整える銘方ですから、睡眠にそれほど深刻な影響を与えないのでは?と感じます(当人が敏感であれば、また話は別ですが・・・)。
ただし一方で、「肌が弱い」というのは、「肌膚の虚寒」と見立てることもできます。「膚」には「胃」の文字が入るように、肌の脆弱さは脾胃、更にはその子で肺の未熟さを反映する為、そうした臓器の気を巡らせて機能を促進していく・・・、簡単に言うと、黄耆建中湯にはそういった作用が期待できます。
以上の話を踏まえると、どちらの話も正しいように感じます。眠りが浅くなることを懸念されるならば、黄耆建中湯を服用する時間帯を早めにするのも良いでしょう。また、黄耆建中湯は機能的な側面から肌を強くするので、物質的・栄養的な側面からもアプローチを試みるのも効果的かもしれません(具体的には、アミノ酸や各種ミネラル・ビタミンなど)。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/01/24 16:02
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