なあちゃんさん
投稿日時: 2020/01/24 19:00
婦人科に3ヶ月通院しタイミング指導を受けておりますが、なかなか授かることができません。
血液検査をした結果、卵子の発達が遅く、排卵が遅れることもある、と言われました。タイミング指導を受けている時は30日前後で生理もきていますが、高温期がなかなか続かず、36.5℃を超えているのは最初だけです。ここ3年くらい冷えがひどく、足先が凍傷になることもありました。職場が遠方なこともあり、通院もしているのに授かれないのは自分の体のせいなのでは、とよくない方向に考えてしまい、まずは基礎体温を上げること、生理痛が少しでも抑えられるからだになりたいと考えています。
長く続けることも考え、日頃から取り入れられる費用な漢方薬はあるのか、都合が良く申し訳ありませんがなにか教えていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
なあちゃんさん、はじめまして。
子宝に限らず、女性の身体機能を整える面でも、「体の温かさ」や「生理の順調さ」はとても重要な要素です。けれど、この2つは本来、根っこが同じというか、コインの表裏の関係にあるというか、そういう要素だと思います。わかりやすく言えば、「体を温まりやすくすると、それに伴って生理も順調に近づきやすくなる」という風な関係です。漢方的にはそうした関係を支えるのは気血の働きなので、症状の有無に限らず、子宝・安胎を望む女性は皆、良好な気血を養っていく必要があると言えますね。
その上で、なあちゃんの場合、「冷えを改善する」や「基礎体温を上げる」、「生理痛を抑える」を目的として、まずは気血の巡りを良くする(≒滞りを除く)ことが有効では?と思います。結局のところ、「冷え」にせよ「冷え症」にせよ、「冷」が塞ぐから「滞り」が生じ、「滞り」があるから「冷」が痞える訳ですから。「体の温かさ」と「生理の順調さ」と同様に、「冷え」と「滞り」もまた表裏の関係にあります。
女性(特に子宝を望む女性)において、「冷え」と「滞り」を改善する漢方医薬といえば、有名なのは四物湯去地黄がベースの「当帰芍薬散」です。これに加えて、体を温める乾姜や桂皮、代謝機能を高める人参、あるいは栄養を高める阿膠を配した処方を加えつつ、症状・体調に合わせた処方を決定していくのが良いと思います(当帰芍薬散だけでは、パワー不足な気がします)。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/01/28 14:08