ASAさん
投稿日時: 2020/01/25 00:09
子宮筋腫(粘膜下筋腫)で月経過多・腹痛等に悩まされています。5年前に一度手術経験があり一昨年に3cmの筋腫が見つかりました。
婦人科で希望すればピルの処方をすると言われましたが抵抗があり、漢方専門店で折衝飲・田七人参を一年程服用していましたがなかなか症状が変わらず約一ヶ月前に漢方薬をイスクラ婦宝当帰膠Bと水快宝に変えたのですが生理を年3〜4回に減らすピルもあるとTVの生理特集で知り、現在の漢方薬とピルの併用は可能なのか疑問に思いこちらに質問させていただいております。
年齢が38歳未婚のため将来妊娠・出産など考えると45歳までは筋腫の大きさを維持出来れば理想だとかかりつけ医には言われたのですが自分の身体のことですが
筋腫の大きさをコントロールするのはもちろんムリな話で、体質(冷えや体内のドロドロ血・瘀血等)を改善するのに漢方を飲みたいけどそれだけで出血量や筋腫が大きくならないとは言い切れないと思うとピルも必要なのかなと、また東洋薬(中医学)と西洋薬を合わせても良いのかなど色々悩んでいます。
乱文・乱筆で申し訳ございません。
何が一番ベストチョイスなのか
自分の身体に良いのかわからず
思いのままに書かせていただきました。
申し訳ございません。
何卒、よろしくお願いいたします。
ASAさん、はじめまして。
結論を先に述べますと、漢方薬とピルとの併用は効果的と思います。生理の頻度・程度を軽減する上でも、ピルは効果的です。漢方薬にもそういった効果が期待できない訳ではありませんが、漢方薬はあくまで「月経の回数を適正にする」のがメインであり、「月経の回数を減らす」というのは、ある種の曲解です(だから、「月経の回数を減らす漢方薬」などはありません)。ASAさんの場合、まずは最大の悩みである月経過多、それに伴う痛みをコントロールすることが先決でしょうから、ピルに頼るのは有効的だと感じます。一方で、ピルに抵抗がある気持ちも理解できますので、評判や口コミを元に信頼のおける婦人科にお世話になるのが良いと思います。
また、ピルと漢方薬を併用する点ですが、私は次のように考えています。子宮筋腫には、①筋腫を大きくする(≒育てる)働きと②小さくする働きの両方が作用しており、ピルはその性質上、①を食い止めます。それは裏を返せば、「それ以上、大きくならない」ということでもあります。尤も「それ以上、大きくならない」ということが即、「小さくなる」ということに繋がる訳ではありません。それに対して漢方薬には②を助けて、①とのバランスを整える働きが期待できると思います。
東洋医学的に言えば、筋腫を「大きくする作用(臓毒作用)」と「小さくする作用(自浄作用)」はまさしく陰陽のバランスを象徴する関係にあります。即ち、「陰が強くなれば、陽は相対的に弱くなる(≒大きくする作用が弱まれば、小さくなりやすくなる)」関係です。ただしそれは理想で、人によっては「陰が鎮まっても陽が立たない」という状態もあります。ASAさんが言う、冷えや瘀血もその一因になります。
漢方薬は「陰陽の調和をはかるもの」と言うと、何とも壮大で響きも良いですが、ときには対象を絞って扱う事も大切だと思います。月経過多はピルでコントロールしつつ、漢方薬は月経過多からの回復や子宮筋腫の治療、あるいは女性機能の向上などに対して用いてはいかがでしょうかか?
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/01/28 13:22
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