ちぃこさん
投稿日時: 2020/01/27 11:28
幼少よりアトピー性皮膚炎で、現在はたまに痒みが出ます。
そのほかに全身にチリチリとした痒みが現れ、数年前まで抗ヒスタミン剤を服用していました。
以前からなのですが、雨の日や低気圧になると体の痒みや鼻水が出ます。
アレルギー体質自体が水毒なので関係すると聞いたことがあるのですが、その場合どのような漢方を服用すればいいのでしょうか?
水毒ときけば五苓散が浮かぶのですが…
ちなみに現在は抗ヒスタミン剤は飲んでおりません。
よろしくお願いします。
ちぃこさん、こんにちは。
結論を先に言うと、「雨の日や低気圧になると痒み・鼻水が出る」というのは、漢方でいう「風」を伴った病態と推察されます。同じ「痒み」という症状でも、乾燥肌を抱えた方の漫然としたものではなく、タイミングや条件で増減する症状は、その様相が「風」に似ていること(自然界の風のように一時は穏やかだけど、また別の一時は激しくなる、そうして変化が目まぐるしい様を風と例える訳です。)から、これを「風証(風が侵入した状態)」と呼びます。ちなみに、かぜ(風邪)もこの風証の一病態です。
風証のお手当ては外風(体の外から及ぶ風)であれば、基本は「発散」にあります。漢方薬としては、防風や荊芥といった袪風薬を配合した方剤を用います。「袪風」とは文字通り、風を袪する(≒排除する)という意味です。
ちぃこさんの場合、症状が出現・増悪するのが雨の日や低気圧という点からは、気の働きが緩みやすい、淀みやすい印象を受けます。そういう人は相対的に陰の気が強くなる(西洋医学的にいうと、自律神経のバランスが副交感神経優位になりやすい)タイプです。もしかしたら、鼻水も溢れるというよりも、「漏れる」という感覚ではないでしょうか?そういう人は陽の気を高めつつ、陰陽のバランスを整える漢方薬(例えば桂枝湯類)を服用していくことも、また効果的だと思います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/01/27 16:02
10
ちぃこさんからのコメント