あっこさん
投稿日時: 2020/02/16 19:46
10年前から円形脱毛症でウィッグを使用しています。生えては抜けの繰り返しで最高10cm程伸びますが、その間別のところが抜けていきウィッグは外せません。皮膚科にてステロイド等の薬や甲状腺に光を当てる治療等色々試しましたが、費用もかかり完治の見込みもないままなので、ウィッグをつけることがストレスを感じない最後手段となりました。ネットで色々調べて金属アレルギーを知り、皮膚科にてパッチテストをしてもらいニッケルとゴバルト反応出たので銀歯をセラミックに変えると生える量はすごく増えました。ただ周期が来ると(半年位)頭皮が痛みだし抜け出してしまいます。漢方で何か手立てはないものかとネットで色々調べていますが、もしアドバイス頂けたらと助かります。宜しくお願いいたします。
あっこさん、こんにちは。
金属アレルギーのアプローチから、発毛面の改善は得られたのでは?という印象を感じました。あっこさんの場合、発毛に続く「育毛」がネックになっていると思います。「頭皮が痛み出す」という訴えからは、頭皮の巡りに何らかの「滞り」が起きると感じます。ただし、お訴えから察するに、ずーっと傷みがあるのではなくて、突然に起きる様子ですから、滞りは「気」に関するものと推察されます(漢方的には、金属アレルギーも「気滞」の一種と見立てることができますから)。
漢方でいう気は「エネルギー」とか「身体機能」と共に、血行を促す役割を果たします。特に、体の外側(四肢末端や体表面)に血液を送る(そうして新陳代謝を促す)のは気の重要な役割です。漢方的には、頭(首から上)も「体の外側」と見立てますから、その点では「頭の血流は気の巡りが支える」とも言えます。
一般的には「発毛・育毛にはマッサージや薬用成分を用いた頭皮の血行促進が効果的」というイメーがあると思いますが、あっこさんの場合はこれに対して、何らかの滞りがあるのでは?と思います。「血行促進」は厳密に言うと、「今よりも更に良い状態にもっていく」という行為ですから、「滞りを改善する」という行為とはニュアンスが違います(いかなる肩こりもマッサージすれば改善するという訳ではありませんから)。
具体的な漢方薬としては、気滞を解して「疎肝」を促す四逆散や柴胡疎肝湯が候補になると思います。さらに育毛効果を高めるならば、血を滋養する四物湯や当帰養血精なども効果的と思います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/02/17 16:03
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