XQ6さん
投稿日時: 2020/04/17 22:13
更年期とストレスから、冷えのぼせとみぞおちもたれ感、時にやや喉のつまり感が続いています。
経験上、冷えのぼせには加味逍遙散、みぞおちもたれには半夏瀉心湯がよく効くのですが、この二薬を同時に服用しても問題ありませんか?または他によい漢方ありますでしょうか?
XQ6さん、はじめまして。
加味逍遙散と半夏瀉心湯の同時服用には、大きな問題はないと思います。「のぼせ」には加味逍遙散と共に、半夏瀉心湯もしばしば用いますし・・・(のぼせの解消に用いる生薬が前者は山梔子・牡丹皮、後者は黄連・黄芩)。
XQ6さんの場合、冷えのぼせに加味逍遙散がよく効くという点から、些かの熱性の鬱血があるのでは?と感じます。
この鬱血に用いるのが「牡丹皮」という生薬であり、同じく牡丹皮を配した漢方薬としては「桂枝茯苓丸」が有名です。尤も、桂枝茯苓丸自体は血瘀(=血の巡りが悪い状態)に用いる漢方薬であり、冷えのぼせの特長や症状が現れるタイミングでも、それ以外の漢方薬が有効な場合もあります。
みぞおちのもたれに対しては、食欲の低下や胃弱など他の要因が伴わなければ、当面は半夏瀉心湯で良いと思います
。また喉のつまり感も考慮すると、「厚朴」を配した「半夏厚朴湯」も、腹部膨満感を改善するのに一役買うのでは?と思います。ストレスによる症状であれば、厚朴のような気の巡り(今の場合は消化管の運動)を良くする生薬が有効だと思います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/04/20 15:18