samekaoさん
投稿日時: 2020/04/24 11:53
このところ胃がもたれたり腹痛があったりします。便は普通便が出るのですが、一気に出るというよりはちょこちょこ出る感じです。
外出自粛要請が出たり、子どもを連れて出かける事が気を使ってしまいしんどかったりしているのもあるのかなぁと思ってしまったりします。
漢方には元々興味があり、使いたいなと思っています。どの様な漢方が良いのかがわからないので教えていただければ幸いです。
samekaoさん、こんにちは。
一連の症状は気疲れ、漢方的には気の停滞や不調によるものと推察されます。「便が一気に出ない」という点からは気が塞がり、外に出にくい状態を連想させます。その塞がった気が胃に痞えると、果たしてもたれ感や腹痛に及びます。
外出自粛の影響で、日常生活が「消極的」というか「不活発」に近いものになり、そうして生活が塞がると、心や身体も塞がりやすくなり、体内の気は淀んだり、弾みを無くしたりします。それらは、俗にいう「陽気」が足りない状態に相当すると思いますが、漢方でいう「陽気」とは、身体が活発になる為に必要なエネルギーを指します。早い話、陽気が充実していれば、身も心も温まり、活発になって漲(みなぎ)るという訳です。
陽気を充実させる為に為には、身体を動かすこと(≒運動すること)、漢方的には「気を盛んに巡らすこと」が肝心です。気を盛んにする漢方薬として穏やかに、されど力強く効くのは「桂枝湯」です。気を盛んにするというよりも、気を正常に整える(≒調和する)に近い働きを持ちます。お腹で言えば、腸の蠕動を円滑にする作用に相当しますsamekaoさんの場合、腹痛やお通じの点からは、芍薬をさらに増量した「桂枝加芍薬湯」や「小建中湯」が適すると思います。これらの漢方薬は軽微な胃のもたれ感にも応用できますが、お腹が軟弱で、力がなく、食欲も落ちているような感じがあれば、そのもたれ感は「弛緩」によるものですから、「六君子湯」の方が適します(桂枝加芍薬湯は「緊張」寄りの症状に用いる漢方薬です)。
桂枝加芍薬湯や六君子湯はメジャーな漢方薬なので、ドラッグストアの店頭でも手に入ります。さらにご自身に合った漢方薬をお求めの場合は、電話相談対応の漢方薬局に相談されてみるのが良いでしょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さ。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/04/27 20:06
samekaoさんからのコメント