まあみさん
投稿日時: 2020/05/09 05:34
頭から出る大量の汗に悩んでおります。少し動いたり食事をすると体全体的に汗ばみ特に頭と顔から汗が垂れてきます。汗が気になり始めると余計止まらなくなるので仕事中や人と接しているときも嫌だなと感じることが多々あります。また冷え性もあり足先やおしり付近が特に冷たいときがあります。生理痛もある為毎月ピルを服用しています。色々ネットで調べているのですが漢方で治す場合、どれがよいのか分からずこちらで相談をさせていただきました。
まあみさん、こんにちは。
症状から察するに、「頭熱足寒」の様相に近い状態では?と感じます。人の体は「頭寒足熱」が理想です。また漢方では「頭は陽に属し、足は陰に属す」とされますから、頭から汗をかくというのは陽が際立ったサインとも思います。
尤も、何故「頭熱足寒」に陥っているのかと考えた場合、頭に熱性の鬱積するからとも言えますし、足に寒性の鬱積を抱えるからとも言えます。汗をかく=暑さが災いしている=冷やせば良いという訳では、必ずしもありません。汗をかく場合でも、体を温めた方が良いケースもあるのが、漢方の不思議な所です。
まあみさんの場合、お訴えの内容からは、汗を助長するような強い熱の存在を感じません。にもかかわらず汗が出るというのは、「漏れる」というイメージに近いと思います。簡単に言えば、汗を留め置く肌の締まりが不足して、ちょっとしたことで汗が流れてしまう、そういう意味で肌が「弛緩」したような状態です。そういう人は、「固表薬」の黄耆を配した桂枝加黄耆湯が合うように感じます。生理痛も含めれば、そこから芍薬・膠飴を足した黄耆建中湯も有効です。桂枝湯には、気が上昇しすぎるのを鎮めてくれる(=巡らせて、フラットな状態に整える)働きがありますから、先の「頭熱足寒」という点からも向いていると思います。
ただし、現実的に「頭熱足寒」に及ぶ病には、糖尿病や甲状腺機能亢進症も該当します。まあみさんにそういった病が無ければ安心して「冷え性に用いる漢方薬も試してみて下さい」と申し上げられる所ですが、いかがでしょうか?
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/05/12 14:11
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