チェリ子さん
投稿日時: 2020/06/10 17:14
一昨年の春先から体調を崩しました。
最初は不眠気味かな?くらいで、漢方薬局に行くと連珠飲を出されました。
けれど飲みはじめてからの方が自律神経の乱れを強く感じ不眠が酷くなっていき、不安や緊張などの精神症状が現れて、皮膚が熱を持ち痒みが出るようになりました。
再度相談しても処方は変わらず、飲むのを中止しました。
その後、漢方病院に行きましたが余り効果なく、めまい、倦怠感、不眠、精神不安が続きました。
西洋薬で少し持ち直しかけたのですが、去年の春先に同様の症状が出始めました。
その頃に別の漢方薬局へ変わり、肝実の強い熱があると言われました。
肝実の血虚もあるが、まずは熱をとる事が最優先との事で、補剤は使わない処方で半年ほど飲みました。
生理時の激しい頭痛と吐き気、その他の神経症状があり訴えると少しだけ補剤をいれてくれましたが、肝実が緩まないと急激には増やせないとのお話でした。
けれど血虚の症状が辛い私は4月から2ヶ月ほど他店に浮気してしまったのですが体調の悪化を感じました。これは反省しております。
やはり補剤はダメなのか?と元の薬局に戻り、柴胡桂枝乾姜湯に茯苓と呉茱萸を加えたものを飲み、そうすると熱感が強くなり暑くて暑くて眠れず、同時に精神不安も強くなり、たまらず予約日前に薬局に行くと良かったと喜ばれました。
今回は三物黄芩湯なのですが、お店が忙しそうだったので質問をしそびれてしまったので、こちらで質問させて頂きます。
この漢方は生薬を3つしか使ってないので、効き目は早いのでしょうか?
また、冷たい飲食禁止と言われたのですが、甘いものも控えた方がいいですか?
毎年同じ時期に体調を崩すのは何故でしょうか?
どうぞよろしくお願い致します。
チェリ子さん、こんにちは。
ご指摘の通り、「三物黄芩湯」は効きが早いです。皮膚疾患とか精神疾患の熱証(陰虚火旺)に用いられます。皮ふとか精神面の「火照り」に適する漢方薬で、配合生薬の「地黄」は血熱を冷ます働きを持ちます。
甘いものに関しては「熱を取ることが最優先」という点からすると、控えるべきです(甘味は、熱を助長する一面を持つので)。尤も、チェリ子さんが「甘いもの好き」でなければ、それほど思い詰めることでもないのでは?と思います。先生の単なる言い忘れという線もありますけど、冷たい飲食禁止は言い忘れず、甘いものを言い忘れるというのは少し不自然な感じが・・・。
毎年、同じ時期の「春先」に体調を崩すのは、季節の変わり目:陰消陽長(≒日に日に陽気が高まっていく)が影響していると思います。「陽気」は活発さや熱に伴う要素なので、先んじて「熱」を抱えた人はその陽気に影響されます。更年期のホット・フラッシュを抱えた人が、暖房(急に暖かい場所に移動する)を苦手とするのと同じ道理です。
個人的には、「三物黄芩湯」が合うのであれば「温清飲=黄連解毒湯+四物湯」も適するかも?と感じます。四物湯は「血虚」に対してベースになる処方ですから、「血虚の症状が辛い」という条件にも合います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/06/11 16:57
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