くろみさん
投稿日時: 2020/06/11 14:56
更年期のためかホットフラッシュが酷くて、定期的に上半身がかぁっと暑くなり顔やおでこから汗がボタボタ落ち、服は着替えなくてはいけないほど汗をかきます。数分で治まりますが、今度は少し寒いと感じる事もあります。
何年も前から太ももやお腹の当たりは冷たく感じていて、子宮筋腫もあって貧血も酷かったのですが、3年前から坐骨神経痛になってしまって、足や腰の痛みも酷くなりました。昨年の夏は冷房の冷えで足に激痛が出るとしばらく動けなくなったり、よく冷えた場所に行くといきなり足が動かなくなったりしました。!下半身が冷えないよう何個もカイロを貼ったり温熱スパッツを履いたりしていますが、そうすると上半身が暑くなり余計に体温調節が難しいです。
くろみさん。ご相談頂きまして、ありがとうございます。
お訴えの症状から察するに、ホットフラッシュは更年期に伴う「頭熱足寒」によると推察されます。「何年も前から太ももやお腹辺りは冷たく感じている」という訴えから、更年期以前から血流障害による「足寒」を抱えていたのだと思います。子宮筋腫もこの点に関わってきます。
血液は「流れやすい側へと流れよう」としますから、「足寒」を抱える分だけ頭熱は増悪されます。ただし、「貧血もひどかった」という訴えから実は、からだ全体(≒動脈血)の血流不足もあるのでは?と感じます。坐骨神経痛も、血流不足で増悪する痛みと推察されますから。
坐骨神経痛に対しては、「桂皮」や「乾姜」など温系生薬が有効ですが、くろみさんのように上半身が暑くなりやすい場合は注意が必要です。汗に関しては、発汗後に寒気を覚える点から、体表の水湿を除く「防已黄耆湯」に、頭熱足寒を改善する駆瘀血剤(例えば「桂枝茯苓丸」など)を合わせるのが良いと感じます。また、血流不足や足寒に対しても駆瘀血剤の働きを期待すれば、四物湯加減も合うのでは?と思います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい、お大事になさいませ。
回答日時: 2020/06/12 13:18
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