miyuさん
投稿日時: 2020/07/02 13:24
はじめて相談させていただきます。
40代女性です。
はっきり覚えておりませんが2〜3週間前ごろから、朝起きると手指にこわばりを感じています。
朝以外も、見た目はなんともないのですが、なんとなく指がむくんでいるように感じます。
左手の中指は、ヘバーデンになってしまっているようです。
数年前に左手中指の第一関節に痛みがあったので、整形外科に行ったのですが「変形性膝関節症」と言われて
歪んで終われば痛みはなくなる、と湿布を処方されただけで終わってしまいました。
右手の薬指の第2関節が少し痛みがありまして、
すでに関節が太くなってしまってしまって、今までつけていた指輪が
入らなくなっていしまいました(TT)
手のこわばりで、全ての指が変形性膝関節症になってしまうのかと怖いです。
整形外科に行っても結局また、なにも処方してくれないのかと思い行っていません。
また、2年前くらいから更年期障害でホットフラッシュがあります。
時折、急に熱くなり汗がふきだします。
いっとき収まっていたのですが、最近またひどいです。
手のこわばりも同じく更年期障害の一種なのでしょうか?
なにかよい漢方はあるのでしょうか?
miyuさん、こんにちは、
手のこわばりや結節は、更年期に起こりやすい病気であり、その発症時期から「女性ホルモンの欠落」が影響するのでは?と考えられています。実際、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」は、過剰な炎症を抑制する働きを持ちます。また、更年期にまつわるものとして「更年期太り」や「骨粗鬆症」が知られるように、この時期の女性の身体には構造的にも大きな変化が訪れます。
漢方の視点では、更年期を迎えた女性は血流が滞り、それ故に新陳代謝も弱まって、老廃物が溜まりやすくなると解釈されます。変形性関節炎に伴う関節の腫れ(≒水腫)も、この老廃物(病理産物といった方が的確かもしれません)の現れと言えます。老廃物は「物質」なので、同じく体内を巡る物質である「血」や「水」に由縁します。早い話、更年期を迎えた女性の身体は、「血」や「水」に由縁する病理産物なり老廃物なりが溜まりやすくなるという訳です。ちなみに、血にまつわるものは「瘀血」、水にまつわるものは「水毒」と呼ばれたりします。
miyuさんの場合、ホットフラッシュも辛いとのことですが、更年期の女性は先に述べた血流の滞りから「頭熱足寒」に陥りやすい一面を持ちます(それにも諸説あり、月経が無くなった後も、血液の製造がそのまま続く為とか、上半身の血流が増えやすくなる為とか)。「瘀血」や「水毒」による手足のこわばりも、ホットフラッシュも、血滞が災いするという点は、共通すると感じます。
更年期に現れる手足のこわばりには、血虚・寒証の瘀血に用いる芎帰調血飲第一加減が適すると思います。指の腫れ具合によっては、これに利水消腫の方剤(例えば桂枝加述附湯とか)や、より強力な駆瘀血系の方剤(例えば通導散とか)を加えると良いかもしれません。また瘀血に用いる方剤を一工夫すれば、ホットフラッシュにも応用できると思います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/07/02 17:51
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