シュワちゃんさん
投稿日時: 2020/07/02 15:52
こんにちは。現在24歳なのですが生理前のPMDDが酷くて困っています。毎月生理の10日前から軽い膀胱炎のような感じになりトイレの回数が増え、何よりイライラするか鬱状態になってしまいます。少しでも刺激されると暴力、暴言を吐いてしまったり(ナイフを持ち出してしまったことも)、あるいは鬱状態の時は自殺を図ってしまったこともあります。普段は明るく元気で精神的に健康な状態なのですが、生理前の自分が怖くて大嫌いです。PMDDに少しでも効く漢方があったら教えてください。
シュワちゃんさん、こんにちは。
文面の内容から、真剣に悩んでおられる様子がひしひしと伝わってきました。
お訴えから察するに、生理前になると脳血流が滞りやすくなるのでは?と推察されます。精神活動を柔軟に行えるのは、思考をつかさどる脳の機能、それを支える血の巡りが滑らかである為です。逆上しやすい人を、血気盛んだと表現することがありますが、その実は下がる以上に上がる勢いが強い、或いは上がったものが下がらないという状態に近いです。いずれにせよ、上の方では何らかの鬱滞が起きているという状態です。
女性の身体は、生理前がもっとも血の気が多い時期と言えますから、そのこともたしかに「鬱滞」を招く一因ではあります。けれど多くの場合に問題となるのは、血の気が多くなる事そのものでなくて、それを御せない(≒コントロールできない)ことにあるように感じます。簡単に言うと、「血の気が多くなる」と聞けば、勢いが猛烈になったように感じますが、その実は「通り道」は変わらないので、淀みや鬱滞は逆に生じやすくなります。道路と交通量で例えると、わかりやすいかもしれません。交通量が増えれば、排気ガスとかエンジン熱量とかは増加するけれども、道路占有率が増えるほど、車同士の間隔は狭まり、何かのキッカケで急に渋滞が生じてしまう。そういうリスクを伴っているという訳です。
そういう時に用いる漢方薬としては「抑肝散」があります。血管に作用して頭部の血流を整える働きが期待でき、小児チックや認知症に伴う昂ぶりなどに応用されます。イライラが強ければ、さらに黄連や芍薬を加えるのも効果的です。もっとも、症状が症状なだけに、医師や専門家の下で適切な服薬を行うべきと感じます。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/07/02 18:38