やまださん
投稿日時: 2020/07/05 20:48
元々HSP気味ですが、4月頃仕事でストレスを感じてから不安症状が悪化しています。鍵閉めや書類不備、軽い体調不良は大きな病気のせいでは…など些細な心配事が入れ替わりで気になり、不安感、焦燥感を感じる日がほぼ毎日です。ひどい時は血の気が引く感覚、不眠、食欲不振、集中力が低下します。
臨床心理士に相談した所病院に行くほどではないとのことですが、続く症状にストレスを感じ疲れています。少しでも漢方で改善できないものかとご相談しました。
既往歴はなく、冷え性と低血圧があります。
やまださん、こんにちは。
お訴えから察するに、不安感を抱え続けることにより、気が滅入っているのでは?とお見受けします。気が滅入ることで胆の気も小さくなり、「大胆」からはますます遠退きます。
古代中国の医学書は、人の感情(七情)が体内の気に影響を与えることを指摘しています。例えば、「怒」は気を逆上させ、「喜」は気を緩めます。同じようにして、「思(思慮)」は気を塞ぎ、「憂」は気を揉む(≒縮める)。塞ぎ、縮んだ気は、本来の伸びやかさが失われてしまいます。ストレスを感じた心身はまた、気を滞らす方へ突き進むので、なおさら気は乱されてしまいます。
やまださんの場合、HSP気味で低血圧持ちということですから、元から気が脆弱な方だったのかな?と感じます。それ自体は病気ではありませんが、気が弱いだけに感情やストレスなど別の力に影響されやすく、また気が少ないだけに、流れが緩やかで淀みやすいです。「流水は濁らず」と謳われますが、人のからだも気の淀み・濁りを生まない為には、一定量の「流水」が必要となります。また「心は神なり」と言われ、心気の失調は精神活動に影響を及ぼしやすいです。不安感や焦燥感を覚えるのも、心気が損われているサインでは?推察されます。
当面は気を補い、回復を促す処方が必要になりますので、帰脾湯や補中益気湯が適すると思います。その上で、気を充実させていくならば、温胆湯や苓桂朮甘湯に切り替えても良いでしょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。
回答日時: 2020/07/06 12:58
やまださんからのコメント