うたこさん
投稿日時: 2020/07/06 14:57
年に1回か2回ほど難聴になります。
軽いめまいと、右の耳が塞がったようになります。
その都度、耳鼻科でステロイド治療をしてもらい、2週間くらいでなんとなく気にならなくなります。
それを繰り返しています。
ここ2年くらいは更年期というほどでもないくらいですが、慢性的な疲れも重なり、体力の無さにも困っています。
体質を改善することがいいのかなと思ってご相談しました。
漢方薬を検討しています。
うたこさん、こんにちは。
お訴えから察するに、更年期を迎えて(もしくは迎えつつあり)、血流や水分代謝が滞りやすくなったのでは?と感じます。
更年期前の女性は、子宮を中心に下半身へ血液が集まり(その大半は生理出血に費やされる)ますが、更年期を迎え生理が落ち着いてくると、血液が費やされないために余るようになります。女性の体は、どちらかと言えば血液不足がち(現代のほっそりした女性は特に)なので、その余った血液が害をなすことは稀です。けれど「余るのなら、控えよう」と体がそう判断してしまうのか、血流は滞りやすくなり、同時期に起きる女性ホルモンの変動も重なり、更年期障害を招きやすくなります。個人的に、「一連の症状を血の道症を呼ぶのは、まさしくそのものずばり」という気がします。
血流が滞ったり、脆弱になると、その反対に老廃物は溜まりやすくなります。その延長線上に、更年期太りや肌の老化、はたまた冷え症や手足のこわばり、そしてめまいも現れやすくなります。
ここまでの話を踏まえつつ、めまいと耳が塞がった感じに対しては、苓桂味甘湯が適すると思います(簡単に言えば、「塞がり」を除いて、めまい(≒気の衝き上げ)を鎮める漢方薬です)。慢性的な疲れや体力の衰えは、年令に伴う血流不足のサインでは?と推察しますので、連珠飲や八味地黄丸が合うと思います。胃腸や消化機能の衰えもある場合、血流不足の奥底に気虚がありますから、補中益気湯も合わせた方が良いかもしれません。この辺りは専門家に相談の上、見立ててもらうのが良いでしょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/07/06 20:47
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